「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

集中力はあるけれど…

2012年12月04日 |   誤・迷答!
長年中学生を見ていて感じるのは
よく話を聞いていない・よく文を読んでいない生徒が多いということ。
説明をよく聞かず、説明文をよく読まずに
自分勝手に問題を解いて全問不正解という、とんでもない生徒もいます。

困ったことに、そういう生徒は自己採点でもよく見ないで全部○にしてしまうので
自分が間違っていること、わかっていないことすらわかっていなかったりします。

授業中、ボーッとしているわけではなく
一見しっかりやっているように見えるからタチが悪い。
プリントを提出させて初めて、とんでもないことになっていることに気づくパターン。
最近何度も経験しています。

たとえば今日の中1英語のプリントより。
日本語に直しなさい。Where does he go every Tuesday?
生徒の答え→「彼はどこでゴー火曜日。」
全く意味不明。だいたい、なんだその「ゴー」は。
口頭で何度も訳し方の説明をし、goは「行く」という意味だとも言ったのにコレ。↑
同じ問題で「彼は毎日火曜日に行きますか。」と自信満々に書いていた生徒もいました。
ちょっと、whereはどこへ行ったわけ?

このタイプの生徒には、授業中何度も名指しで注意を促したり
たまに見に行って正しく書いているか確認したりしていますが
中学生になってからではなかなか改善が難しそうです。
速けりゃいいってもんじゃないし、いっぱいやればいいってもんでもないってこと
どうしたらわかってもらえるのか…。

どんどん問題をやっている割には何も身についていない空しさは
教えている我々よりも、解いている本人たちの方が感じていると思うんだけどなあ。