「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

倍率発表

2023年02月21日 | 今日のお仕事 
今日は県立高校一般入試の志願倍率が発表されました。

今年は倍率が高いところと低いところの差が激しいうえ
倍率が高いのは偏差値レベルが高いところと低いところで動きづらい。
みんな中堅狙いなのが明らかで、イマドキだな・・・と思いました。

倍率発表後すぐ、講師内での検討会を始める前に保護者から電話が続々と来たので
検討会を短めに切り上げて、三者面談を予定よりも早めに開始し
予定よりも多い人数と行いました。

今日の面談はみな中堅校のボーダーライン上にいる生徒ばかりなので
高倍率校から高倍率校への変更アドバイスになるパターンが多く
生徒(や保護者)の不安や迷いを軽減できたかどうか、少し自信がありません。
でも、毎年入試を経験してきたベテランとして
また、生徒の受験への取り組み方をずっと見てきた者として
客観的に今言えることを率直に伝えたし
決断する材料になることのいくつかを提供できたと思っています。

決めるのはあくまでも自分自身。

今夜一晩くらいは悩んで、少しでも後悔のない結論を出してほしいです。
(高校への変更届期限は来週ですが、中学校によっては一晩の猶予もなく
 変更希望者は今日中に申し出るように言われているそうです。これは少し酷い気が

面談中、不安で泣いてしまった生徒、第一志望校受験を断念し絶句する生徒
無理と言われてむしろ潔く変更を受け入れ晴れやかな顔で帰っていく生徒。
今年も結局こんな感じだったなあ。

ただ、ちょっと納得いっていないのが
今まで模擬テストで1度も合格圏内に入ったことがないうえ
倍率が1.5近いので変更したほうがいいのではという話をしたところ
「どうしてもその高校がいい、というわけではないのだが変える気はない」
と言われたこと。
この時期にほぼ言うことはないセリフ「落ちますよ?(by塾長)」が出たけど
まるで他人事みたいにどこ吹く風なのは驚いた。

「たとえ記念受験になったとしても、どうしてもその学校をあきらめられない」
という強い気持ちがあるのなら仕方がないと思うけど
どこの高校でもいい、というスタンスなら合格可能性のある学校を受験してほしい。
この生徒は普通科志望なのでなおさら。いくらでも選択肢はあるのにー。

初めての入試での失敗は、ダメージが本当に大きい。
毎年見ているからこそ、1人でもそういう生徒を出したくないのですが・・・。
よく考えて、後悔のない選択をしてほしいです。