「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

わずか?な違い

2009年06月10日 |   中2 
中2国語で『雨の日と青い鳥』という物語を読んでいます。
テキストで
「豊海(登場人物)の親切とはどんなことですか。
 文章中の言葉を使って書きなさい。」
という記述問題に取り組みました。

解答例は「鳥かごにぼろきれを入れたこと。」

ポイントは「~こと。」とまとめること
文章中の言葉を正確に使うこと。
豊海が実際にはやっていないことを書く生徒がいるので
そのへんを注意させつつ、書けた生徒の丸付けをしていたのですが…。

「鳥を温めようとしたこと。」と書いた生徒が結構多かった。
確かに本文には書いてあるのですが、実際には温めていないので×。
細かいところだけど、違いをちゃんと理解してほしいなあ~。

それから
「鳥かごにボロ切れをいれたこと。」と書いた生徒も数名。
間違いではないですが、本文の記述に倣ってほしい…。

そして
「鳥かごにぼうきれを入れたこと。」と書いた生徒1名。
それは入れてないから。

「ろ」と「う」。形は似てるけど、1文字違うとハナシが全く繋がらないよ。
すごい勘違いでビックリした~。

学校では既に終わっている単元なのに
ずっと「ぼうきれ」だと思って読んでいたのかと思うと
あきれるのを通り越して笑ってしまいました。

学年レベル

2009年06月09日 |   中1 
当塾の今年度の中1はあまり飲み込みの良くない生徒が多いです。
そのうえ、問題文をよく読まないせっかちな生徒が多い。
小学校低学年で習った漢字が読めない生徒や
分数が全くわからない生徒もいて
中学生活最初の定期テストを前に、我々の方が青くなっています。

当塾に来てくれた生徒のレベルがたまたまこうなのか
この学年全体がそうなのか、判断できないな~と思っていたら
「学校の英語の先生に、
 『あなたたちは幼稚園レベルです!
 って怒られた~。」という話を生徒から聞かされた。

やっぱり学年全体か~、と思うと同時に
英語で『幼稚園レベル』って…?とビックリしてしまいました。

上の学年が例年以上に優秀だから、なおさら酷く見えるんだよな。

これから先も言われっぱなしじゃ悔しいでしょう。
協力するから頑張っておくれ!

始動

2009年06月08日 | 今日のお仕事 
第1回定期テストが近づいてきました。
早い中学校では、あと約10日。

ということで、今年度もテスト対策授業が始まりました。

今回は定期テスト対策の準備と並行して
夏期講習会の準備も進めているので、頭の中が忙しい感じ。

講師たちの年齢が年々上昇してるわけで
同時進行がスムーズにできにくくなってきています。
「そのハナシさっきもしたような…?」的な堂々巡りが
既に何度かあって、なかなか進展していません。
自分の分だけでも早めに準備して、抜かりない状態で臨みたいなあ。

さて、コチラがどんなに意気込んでいても
生徒たちの方は何の気もない…
なんてのは毎度のことで、もう慣れっこです。

今週、部活動の市内大会が行われるので
そちらに意識が集中している様子。
仕方ないか、と思うけど
塾に来ている間だけでも集中して勉強してくれるといいのにな。

ショッピング

2009年06月07日 | 今日の出来事 
久しぶりに遠出してショッピングを楽しんできました

ひとりで自由に売り場をウロウロする気安さも好きですが
数人であーだこーだ言いながら商品を選ぶのもまた良いですね
特に気心の知れた人(今日は妹)とだと、本音でズバズバ言えてストレスも解消

それにしても、お目当てのものにはなかなか巡り合えず
予定外のお気に入りに出会ってしまうことが多いのは私だけでしょうか。
今日もサンダルとバッグを探しに行ったハズなのに
今、手元にあるのはTシャツとストール。

大型店を歩き回って足が棒ですが、満足の1日でした

比喩表現

2009年06月06日 | 今日のお仕事 
いつもキッチリ髪を結んでいる女子生徒が
今日は珍しく天パの髪をおろして
両脇の髪を後ろに留めたスタイルでやってきました。

なかなか似合っていて可愛らしかったのですが
彼女の友達らしき女子生徒が
「その髪型いいよ!プードルみたい!」と感激した様子で叫んでいました。
それに対して
「それって褒めコトバ?」と冷静につっこむ別の女子生徒も。

表情や口調からも、そのあと「カワイイー!」を連発していたことからも
褒めてるんだってことはわかったんですが
確かにこうやって文字にすると微妙な感じがしますね。

国語の授業だけでなく、こういう実体験の中から
気持ちを言葉に表すワザをどんどん磨いていってほしいなあと思いました。

白い影

2009年06月05日 | 今日のお仕事 
徒歩通勤をしているので
ボスがなるべく残業にならないように気を遣ってくれるのですが
定時に帰れるときでも夜10時近くになってしまうため
辺りは真っ暗だし人通りも少ないです。

今日も真っ暗な中、てくてくと歩いていたら
ある家の物干し竿に白い影が…

全長1メートルくらいで
シャツが干しっぱなしになってるのかな、と思ったのですが
頭らしき丸い部分があるのでそうでもないみたい。
怖いというより「なんだなんだ?」という気持ちで
通り過ぎる際によく見たら、巨大なてるてる坊主でした。
それも薄笑いを浮かべていて、近くで見た方がちょっと怖いかも。

明日何かあるのかなあ。晴れるといいね。

責任転嫁

2009年06月04日 | 今日のお仕事 
こちらではここ数日、初夏らしい日が続いています。

今日の授業中、生徒から
「この教室、虫がいっぱいいてヤダー」と抗議された。
確かにちっちゃい羽虫が気になるくらいの数飛んでいる。

しかし、そもそも虫が教室に入ってきたのは
休憩時間中に「開けないでください」と
張り紙がしてある窓を開けた君たちのせいだ!
と言ってやったら
「隣に庭があるからです!」と言い返された。
なんだその理由は?

塾の隣の家の庭にいた虫が、窓を開けると入ってくる
→庭がなければ虫は存在せず、
 したがって、窓を開けても虫が入ってくることはない
という論法らしい。

虫は明るいところに寄ってくるんだから
庭の有る無しなんて関係ないよ。
何でも他のせいにしないで、予防策は自分でちゃんとして欲しいなあ。

実習生

2009年06月03日 | 今日のお仕事 
ここのところ週1のペースでバイトさんに授業をやってもらっています。

一応私が教育係を仰せつかったので、教室の後ろで見学し
毎回2人で反省会をしています。
「もうちょっと大きい声で!」「黒板の字は丁寧に!」「メリハリをつけて!」
なんてセリフ、かつて私が母校へ教育実習へ行ったときに
指導教官から言われたセリフまんまだってことに気づいて焦りました。
嗚呼、お世話になったS先生、お元気ですか。教師になれなくてスミマセン…

バイトさんは私よりも飲み込み早いししっかりしてるので
S先生のご苦労の足元にも及ばないんだろうけど…。

生徒たちは今のところ新しい先生に興味津々。
ただしバイトさんは女性だからか、女子の方が見る目が厳しい気がする。

授業を後ろで見ていると、生徒たちの別の面が見えてきて面白いです。

氏名欄

2009年06月02日 | 今日のお仕事 
英語の授業で毎回行っている小テストですが
たった10問なのにうっかりミスをする生徒がかなり多い。

そこで、毎回テストプリントを集める際に
「漢字のミスはないですか?
 英文は大文字から始まっていますか?
 英文の最後にピリオドやクエスチョンマークはついていますか?
 並べ替えの問題では、全ての単語を正しく使っていますか?
 それから、ちゃんと名前を書きましたね?」
と、いちいち言って確認しています。

でも実際のところ、それでもミスは無くなりません。
見直しが必要な生徒ほど見直ししないんだから手の施しようがない。

今日は氏名欄に「山田太郎(仮名)」と書くべきところを
「山田太た」 と書いた生徒がいました。 いったい誰だ?

テスト時間はたっぷり取っているんだから、落ち着いて~!
そして、見直しをして!

1人反省会

2009年06月01日 |   中3 
今日は通常授業終了後、野球部男子数人を相手に1コマ国語の補講をしました。

1人の生徒が問題をちゃんと読もうとしないうえに
ウケ狙いのふざけた答えを書いたりしていたので
「ちゃんと読みなさい!」「ちゃんと書きなさい!」としつこく言ってしまい
それが引き金となってヘソを曲げちゃってかなり険悪なムード。

こういうとき、一呼吸置いて大人の余裕を持って接したら
きっとうまく誘導してあげられたと思うんですが
時間がない!という焦りと
私が性格として持っている気の強さが出てしまって無理だった。

この生徒とは前も同じようなことがあって
同じように反省した経緯があるのに
成長してないな~、とかなり凹みました。
プロなのにこれじゃダメだと自分にガッカリ。

彼は私に対してだけこういう態度を取るわけじゃないので、なおさら
彼の性質を理解した上で良い方向に導けるようにならないと。

彼が卒業してしまう前にクリアしたい課題です。