四月二十一日(日)雨のち曇り。
枕もとで目覚ましが鳴っている。酒の抜けていない頭で、「こんな時間に誰が、うるさいなあ」と思って目覚ましを止めた。ん。なぜ目覚ましが・・・。そうか今日は十一時から上野公園にある西郷隆盛像の清洗式がある。ふらふらになって風呂を入れて酒を抜いた。
随分と寒い。ヒートテックの上下を着こもうかとも思ったが、いくらなんでも四月の後半、背広の上に防寒のジャンパーで大丈夫と思って家を出た。これが大失敗。寒いのなんのって、まるで冬に逆戻りしたような陽気である。加えて雨が降っている。「ホカロン」を配っていたので頂いてシャツの上に貼った。
それにしても感心するのは、朝早くから銅像の足場を組んだり、テントや様々な設営をしている大行社の若い人たちである。本当に頭が下がる。十一時に、西郷南洲会が主催する清洗式が開始。厳粛な神事、代表である早瀬内海氏や来賓の挨拶の後に、西郷さんが、着付けの女性の手によって紋付き袴姿が着せられる。大西郷の精神を思い手を合わせる。
終了後は、アメ横で「スカジャン」の専門店を経営している大熊雄次氏や連日一緒のカメちゃん、ヒデちゃんと友人らを加えた六人で「新東洋」へ。ここで打ち上げ。紹興酒を七本も飲んでしまった。途中で大行社の小針、小沢の両君が合流。〆は評判の「ローメン」。その後、ガード下の立ち飲み屋に転戦。
しばらく飲んでから大熊氏のスカジャン屋に顔を出すと、偶然にも松本佳展君と遭遇。何でも「モモイロクローバーゼット」という女の子とお揃いのスカジャンを買いに来たとか。うーん良く分からん。小針、小沢の両氏や壊れかかった友人氏らとここで別れてから、まだ飲みたりないと言うカメちゃんの言葉で勢いついて、御徒町の駅の近くにある「登亭」で今年初「うなぎ」。日本酒を少し飲んで解散。松本君に送って頂き帰宅。そのまま布団に入った。時計を見ればまだ七時半だった。