四月二十四日(水)雨。
深夜に突然何か書きたくなって時計を見ると二時半。どうしようかとも思ったが、このノリを大切にしようと思って、そのまま起きてPCに向かった。さてと・・・。機関誌「燃えよ祖国」に掲載する原稿、「志士と壮士の歌」を仕上げてから「野村先生語録」の準備をした。五時半になって上の子供が起きてきたので、一緒に朝食。
先日、アメ横に行った折に買って来たワカメ(二度目だがこれが美味しい。五百円で山ほどある)の味噌汁に納豆、赤魚のかす漬け。が朝のメニュー。十一時近くに事務所に行き郵便物の確認と様々な手紙を五通。
まず、先日のふぐをご馳走になった初対面の方お二人、國學院大學を退職した大原康男先生が、以前書いた原稿をまとめた「お国のために」(転展社刊・非売品)をご恵送頂いたお礼状、購読料を振り込んで頂いた方へのお礼状、そして映画関係者に試写版を送って頂いたことへのお礼状の五通を書いた。文章は下手くそだし、字は金釘流だが、真心が伝わればと思って、なるべく電話やメールではなくて手紙でお礼をするように心がけている。
五時から下の子供を連れて歯医者へ。長いこと付けていた下の歯の「矯正器具」が取れた。子供の歯や歯並びは親の責任。私がズボラして歯が悪いので、子供だけには小さい頃から、歯医者に連れて行った。ちょっとほっとした。
夜は、魚屋に「柳かれい」の干物があったので買った。そして「冷奴」に、「わかめサラダ」に「筍のから揚げ」を肴に晩酌。筍はセブンイレブンで水煮を売っていたので買ってみた。定価は百円以下。それに醤油、酒、みりんに鷹の爪を入れたダシに三十分ほど漬けて置いてから小麦粉をまぶして、から揚げにしてみた。先日、松原商店街で茹でたての筍を買ってから揚げにして食べたことが忘れられずに再挑戦してみたのである。しかし、予想通りダメだった。まあ値段が値段だから仕方がない。期待する方が無理というもの。
冷奴は、この時期には、ネギとミョウガをみじん切りにしたものをたっぷり載せて、ポン酢しょうゆで食べる。そう言えば、嵐山光三郎センセイの「素人包丁記」(講談社)に美味しい冷奴の食べ方が書いてあった。それによると、「豆腐を茹でてからすぐに冷やす」と良いそうだ。「まず鍋に張った水に塩を一つまみ入れ、豆腐がゆらりと動いたら氷水へ移し、しばらくさましてから冷蔵庫へ入れて一時間ほどで食べる。豆腐のアクがとれ、ほのかな塩味が染みわたり、純白の豆腐は味も色艶も柔らかさも一段と輝きをます」そうだ。
うーん一度やってみるか。友人から頂いた焼酎「河童の誘い水」を飲んだ。何でも「モンドセレクション」最高金賞を二回、「国際優秀品質賞」を受賞したと言う宮崎のもの。飲んでみると、まあ美味しいのだが、パンチが足りない。上品すぎる、ガツンと来ないのだ。ラベルを見ると度数が二十度。それが原因か。やはり二十五度くらいのものが私にはちょうど良い。しかし「モンドセレクション」ってなんだ。