12月2日(月)晴れ。
ぼやーっとしているうちにもう師走か。これまで不埒な酒業三昧を続けてきたせいもあってか、体のあちらこちらが傷んで来ている。良く、食の好みが変わるとイエローサインと言われているが、本当かどうかは分からないが、2年前ぐらいから、本当に食の好みが変わってしまった。あれほど好きだったカツオを全く食べる気がしないのだ。そんな時に限って、スーパーなどに良さげなカツオが並んでいる。横目でチラッと見て、素通りする。朝起きても食欲が全くない。薬を飲む都合があるので、とりあえず食べるという程度で、美味しいという気がしない。少し前までは、いい歳をしてお腹が空いて目が覚めるぐらい、朝食が好きだったのに・・・。まあ医者に行っても、何でも加齢のせいにされるから嫌になる。
最近は、足のむくみがひどくて、靴下をはいたりするのが辛い。気になってかかりつけの病院に行ったら、じん臓病の疑いがあるので大きな病院で検査を受けた方が良い。と言われ、11月の初旬に、6月に入院した同じ病院に行った。とりあえず血液を採ったり、内臓のCTを撮ったりした。結果、少し入院してじん臓の細胞を取って検査と言うことになった。そんな訳で今月の半ばから一週間程度入院することにになった。
死に瀕している知人がいる。その人のツイッター(X)には、壮絶な闘病記がつづられている。いや闘病と言うよりも、「早く死にたい」という、読むほうも辛くなるような内容で、彼とは、この5,6年疎遠にしていたが、8月に余命宣告を受けたという内容のXを読んで、とても驚いた。今では、食べることはおろか、起き上がることも出来ない状態とのこと。そんな知人と比べたならば、私の病気?など屁みたいなものだが、とりあえず面倒である。野村先生が晩年、私に言ったのは「人間20歳で死んでも、60歳で死んでも、死ぬ一年前は等しく『晩年』である。だから、人は、どれだけ生きたではなく、どう生きてきたが大切なんだ」。私なんか、まだまだ修行が足りないなぁー。