2月1日(土)晴れ。
日本には、春節(旧正月)を祝う習慣はほとんどない。韓国や中国、台湾などでは、1月1日は、年の改まりで、旧暦のお正月の「春節」を皆がお祝いする。そんな喧騒の中華街へ。9日の、新年会の打ち合わせとランチ。打ち合わせを済ませた後に、中華街を歩くが凄い人である。まるで年末のアメ横を歩いているみたいだ。最近目立つのが、お店に入らずに、から揚げや小籠包をカップに入れて外で食べている人たち。「食べ歩き」がブームだという。昭和のおっさんとしては、そんなものを食べて、中華街の良さが分かるだろうか、田舎者め、「喝だ」と怒鳴りたくなる。
人をかき分けて香港路の「安記」へ。この香港路が絵的には一番中華街らしい。混んでいるのかと思えば、空いていた。幼馴染のお店の人たちに挨拶をして、まずは、「モツ皿」「レバ皿」「焼売」にこの時期にしかない「水餃子」をビールと紹興酒で春節に乾杯。〆は「海鮮お粥」。店を出て「同発」と「菜香」で買い物をしてから、「もう一軒」と、中華街の入り口にある老舗の「北京飯店」へ。名物の「小籠包」「水餃子」に「ナマコの醤油煮」を青島ビール2本でやっつける。帰宅したのが4時過ぎ。
良く、「中華街で美味しいお店を紹介して下さい」と言われるが、お店を紹介してもメニューが分からなければ、何処のお店に行っても同じだ。折角紹介しても「牛ピー」「エビチリ」「春巻き」「チャーハン」など食べていたら残念だ。中華街も、コロナ以降スッカリと様変わりしてしまった。老舗がどんどん閉店してしまい、代わりに「占い館」や「食べ放題」の店が増えてきている。私がグズグス言っても始まらないが、町の形がどんどんと変わってしまう。天気予報では、明日は「雪」とか。正に、降る雪や昭和は遠くになりにけり。