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5月4日(木)晴れ。
朝食は、めぬけの粕漬、トロロこぶのスープ。昼は、ハムトースト一枚。夜は、エビフライ、ナスのフライ、玉ねぎのフライにキャベツの千切り。お供は、久しぶりに高知の酒「桂月」。
「山月記」や「李陵」と言った小説で有名な中島敦は一時期横浜の学校で教鞭を取っていたことがあり、彼の小説に因んだ記念碑が外人墓地や元町にある。その中島敦の「山月記」は清の時代に編まれた『唐人叢書』の「人虎伝」を素材にしていることを百田尚樹氏の『禁断の中国史』(飛鳥新社)で知った。いや中島敦のことを書くわけではない。百田氏のその本の中に、とてもエグイ話が出てくるので紹介してみたい。
前述の『唐人叢書』の中に、諸葛昴という人と高瓚(こうさん)という二人の大物が、ある時、互いに宴を競い合うことになった。二人とも相手を招待して豪華な食事や酒をふるまった。徐々に宴はエスカレートし、高瓚はその席で、十歳ほどの双子の女の子の頭、手、足を煮物にして別々の皿に盛って出した。これには当然ながら諸葛昴はじめ招かれた客は度肝を抜かれた。数日後に、今度は諸葛昴が高瓚らを食事に招いた。席に着いた高瓚の盃に、諸葛昴の愛妾が艶然と酌をした。この時、高瓚に微笑んだ愛妾を諸葛昴が叱り、彼女を退席させてしまった。
しばらくして、特大の銀の皿が出てきた。何と皿の上には先ほどの愛妾があぐらをかいたまま蒸しあがっていた。顔には化粧が施こされ、あでやかな衣装を着せられていた。諸葛昴は、まず自ら股の肉を切り取ると、高瓚の皿によそい、自分は乳房の脂身を取って食べた・・・。ホンマかいな、と思う私ですが、興味のある方は百田氏の本を読んでみて下さい。当然ながら、そんな話ばかりではありません。ちなみに本のサブタイトルは「読むのが怖い。4千年のタブーをすべて暴く」です。馴染みの「やまと」の「丸」がしばらく食べられそうにない。(笑)