64歳男性。直腸癌術後の再発(肝転移・肺転移)で緩和ケアを外来でしていたが、食欲が低下して入院していた。入院後、意外に食事摂取できていたが、オピオイドの量はしだいに増加してきた。今日病院から電話がきて、塩酸モルヒネ静注のレスキュー使用が増えてきたため、塩酸モルヒネの持続点滴を開始したと報告があった。フェントステープと併用になる。以前病院にいた腫瘍内科医は、オピオイドの剤型のこだわらずに、併用で使用するようにと言っていた。フェントステープも増量しながら、塩酸モルヒネの点滴静注量を調整していくことになる。緩和ケアの大津先生の本に、オピオイドの特徴が書いてあって、呼吸困難感はモルヒネじゃないととれないとあった。
NHKの総合診療医ドクターGが単行本になって出たので、さっそく買ってきた。記載がドラマ仕立てではないのが残念だ。たぶん半分以上はテレビで見ていた。新シリーズが始まって、マッシー池田先生が出ていた。半分まで見て甲状腺機能低下症かと思ったが、後半のドラマではパーキンソン病だろうと診断はついた。