なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

電話をかけまくる

2012年07月06日 | Weblog

 不明熱で入院した68歳男性。入院後も38℃の発熱が続き、昨日で8日目だった。入院後に頸部リンパ節腫脹と、体幹部前面特に腹部に細かな紅斑が出現した。両側上腕特に左上腕の疼痛があるが、下肢の疼痛は安静にしているためかなさそうだった。CKの上昇があって筋炎なのかとも思ったがわからない。関節痛ははっきりしなかった。血清フェリチンが600、2000、3000と日ごとに上昇した。高度ではないが、汎血球減少を認めた。白血球分画で芽球はないが、血球貪食が起きているのか。やはり感染症は否定的で、リウマチ膠原病と血液疾患の専門医がいる病院で診てもらうしかないと判断した。大学病院を含む5か所の病院の先生方に電話で相談した。リウマチ膠原病と血液疾患の専門医がそろっている病院は、大学病院以外では1か所しかなく、最終的にその病院へ紹介させていただいた。感染症を見逃していたら、申し訳ないと思いながら。

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