昨日は当直だったが、日中も内科当番なので、日中から内科入院が続いた。
71歳男性は田んぼに水を組み入れる機械が動いているコンクリートの建物にいて脱力・頭痛・嘔気がして救急搬入された。室内は機械の熱で30℃以上になるという。長時間いれば熱中症・脱水症になってしまう。救急搬入されて、短期入院となった。涼しい病室で点滴をつづけているうちに症状は改善した。今日は大分いいというが、まだ倦怠感はあった。
86歳女性。認知症で施設(グループホーム)に入所していた。発熱・呼吸苦で救急搬入された。誤嚥性肺炎で入院した。最近嚥下障害で食事摂取が困難になってきている。肺炎は一時的に治っても、それからどうするか。
31歳女性。夫と夫婦喧嘩をして、睡眠薬(ロヒプノール)を大領に飲んで(酒も飲んでいた)救急搬入された。朦朧としているが、会話はなんとかできた。点滴で一晩経過をみて、今朝はほとんどふだんと同じに戻っていた。精神科のクリニックに通院していて今週受診予定だった。
40歳女性。2週間前から心窩部痛が断続的に続いていた。痛みが治まっても違和感がずっとあった。昨日は朝に心窩部痛があり、いったん治まっていたが、午後からまた痛くなった。あまりの痛さに過呼吸となって手のしびれも出て、救急要請した。胆嚢結石があって胆嚢炎を起こしていた。入院治療を開始して、今朝日曜の当番で出てきた外科医に早期の手術をお願いした。
85歳男性。認知症で施設(グループホーム)に入所していた。昨年肺炎で入院したが、不穏がひどく、やむなく外来治療になった経緯がある。もともと肺気腫があり、早朝から痰がからんんで呼吸苦となり、施設の車で連れてこられた。また肺炎があり、入院後どうなるかという心配(不穏)はあるが、入院とした。
内科医が少ないので、当直での入院はそのまま全部自分が主治医となる。入院カルテに詳しく記載する余裕はないので、当面の治療の指示だけ書いて、あとは時間がある時に整理することにした。土曜の午後から病院にいて、日曜日の今日は夕方帰ることになる。本来の診療圏以外の救急隊からも搬入要請がきたが、他の医療機関をあたってもらうよう伝えた。