入院患者数が増加して、病院としては大繁盛だが、病棟の看護師さんたちは大変だ。整形外科(医師2名)では今日骨折の手術が6例あるそうだ(開業医の奥さんと、息子に医院を譲った大先生も含まれる)。
昨日の午前中に内科外来でみた80歳女性が、帰りに寄ったスーパーの駐車場の凍った路面で転倒した。午後に救急搬入されて、両側大腿骨骨幹部骨折(片方はぽっきりと、もう片方はひび程度)だった。夕方整形外科の先生から、入院してますと言われた。すみません、よろしくお願いします、と言うしかなかった。今日見事に手術(両側)していた。
呼吸器科の先生(大学病院)から、施設(特老)に入所している70歳代後半の患者さんのことで連絡が来た。特発性間質性肺炎が亜急性~慢性に進行して、酸素飽和度は80%台だという。もともと精神疾患があり、施設での在宅酸素はもともとできないが、とても酸素をつけている人ではないという。このままだと近い将来(数週か数か月)で呼吸不全で死亡に至る可能性があるが、その時の対応をどうするかというものだった。
方針としては、このまま施設入所を継続して、その時々の状況で対応することになった。しだいに悪化して呼吸困難になれば入院して経過をみるが(抑制を要するだろう)、施設内で急変もありうる。病状の進行速度と悪化した時の状況(平日か時間外か)で異なる。配偶者・子供はいないので、甥が責任者になるそうだ。ちょっと遠方ですぐには来れないということだったが、施設から連絡して来週病院に来てもらうことにした。責任者が遠方の甥・姪というのは時々ある。