朝7時過ぎに呼吸困難・発熱で救急搬入された89歳男性は肺炎だった。日曜日の宿直医は大学病院の外科医で、これを引き継いだ当院の外科医から、内科入院の依頼が来た。
71歳の時に脳出血で右半身麻痺がある。数年間自宅で介護したが、その後はずっと施設入所だった。以前に撮影した頭部MRIの画像をみると、著しい脳萎縮があった。最近は嚥下が悪くなっていて、食事摂取量も相当低下していたそうだ。左肺にも若干肺炎があるが、主には右肺炎で、経気道性の分布で、誤嚥性肺炎と判断された。まずは肺炎が治るかどうかという問題だが、肺炎が軽快しても、食事摂取は困難だろう。
先週問題になった間質性肺炎の79歳女性が、さらに酸素飽和度が低下して外来を受診した。先週は酸素吸入はとてもできない状態だったが(すぐに手で払ってしまう)、今日は最初だけ払いのけていたがその後はつけていた。統合失調症があるが、現在では通常の認知症の患者さんという印象だった。酸素投与しても酸素飽和度は正常域にならず、処置に対する抵抗も減少したので、そのまま入院とした。
遠方から妹さんと亡くなった姉の息子さん(甥)が来てくれた。通常間質性肺炎は紹介だが、当院でできる範囲で治療することで同意された。ステロイドパルスなどを行ってみる。
いずれも80歳代の高齢女性だが、まだ元気のある肺炎、週末からの胆嚢炎、今のところ不明熱、の以上3名は入院でみる余裕がないので(認知症で入院を避けたいのもある)、外来で引っ張ることにした。入院が立て込んで、病棟の個室がほとんどなくなっている。病院経営的には大繁盛。