なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

今年も病院で年明け

2017年01月01日 | Weblog

 昨夜は深夜帯での受診・救急搬入がなく、体力を消耗せずに終わった。日中、81歳男性が転倒・胸部打撲による肋骨骨折で血気胸をきたして外科に入院していた。胸腔ドレーンが挿入されたが、血胸の悪化はなかったようだ。当番で主治医になった外科医が今日も来ていた。お疲れ様です。

 昨日は87歳男性が下部消化管出血(血便)で救急搬入された。12月28日から血便が続いて、かかりつけの内科クリニックで点滴をして経過をみていたが、再度出血が続いて紹介になった。Hb11g/dlから8g/dlに低下したと記載されていた。

 この方は大腿骨頸部骨折の手術とその後のリハビリで、今年の1月から4月まで当院に入院していた。2月に血便が出て、下部消化管内視鏡検査が行われて、虚血性腸炎(S状結腸にびらん散在)と診断された既往がある。その際、S状結腸に多発性憩室を指摘されていた。日直の先生が腹部造影CTを行っていたが、今回は憩室出血のようだ。当院搬入時はHb6.8g/dl。輸液を開始すると、Hb6g/dlくらいに下がりそうだ。直腸指診で鮮血を認めて、出血が続いていると判断され、他院(地域の基幹病院)へ搬送したそうだ。

 今年は循環器の診療体制がどうなるかがまだ未定ということもあり、主に循環器の勉強に力を入れることにした。感染管理では、義務として院外から講師を呼ぶことになっている。すぐには難しいと思うが、忽那賢志先生を呼べないものか。

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