なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

病棟で急変

2017年01月02日 | Weblog

 今日は日直で病院に出ていた。70歳男性が構語障害・嚥下障害ということで救急搬入された。昨年から心不全で複数回入院していて、昨年も4か月くらい入院していた。主治医が開業してこともあり、若干無理気味だが、退院としてそちらのクリニックに通院することになった。

 脳梗塞の後遺症で左半身麻痺があり、車いす生活だった。症状からは脳梗塞再発かと思われたが、高血糖・高ナトリウム血症・著しい肝機能障害・腎障害があり、画像上脳梗塞再発はなかった。心臓の処方が限界と思われるような処方で、ダイアート・サムスカ(高ナトリウムの原因)・ピモベンダンというものだった。在宅酸素療法で夜間はASVを装着している。いつ何があってもと主治医に言われていたそうだ。

 急激な補正は避けて、少しずつ補正することにした。病棟に上がってからは。救急搬入時よりも意識が改善して、会話もできていい感じだった。他の病棟で指示出しをしていると、急に反応が悪くなったと連絡がきた。急いでいくと、VT・VFになっていた。すでに看護師さんたちが心肺蘇生をしていた。除細動の準備をしているとそのまま心静止になった。気管挿管・心臓マッサージ(胸骨圧迫)・アドレナリン注をして、QRS波形(心室性)が出たが、脈拍は触知できなかった。さらに心肺蘇生を継続すると、かすかに心拍が頸動脈で、その後大腿動脈で触れるようになった。自発呼吸は出なかった。瞳孔散大も認めた。心拍はnarrrow QRSで安定した。人工呼吸器をつないで、経過をみることにしたが、時間の問題だろうか。

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