医局のラウンジでコーヒーを飲んでいると、神経内科医が来た。神経内科に通院している患者さんが、胸水が貯留してがんセンターの呼吸器科で検査して中皮腫(悪性)と診断されたそうだ。今のところ、すぐ入院するほどではないが、進行した時に診てほしいということだった。ガンセンターにホスピス病棟があるが、自宅からは遠くて家族が希望していないので、当院で緩和ケアを受けさせたいそうだ。入院が必要になったら、あるいは外来で緩和ケアが始まる可能性もあるが、内科で引き受けることにした。
先日は、がんセンター呼吸器科から治療適応がなくなった高齢者の肺癌患者さんが紹介されてきた。当院の呼吸器科外来は大学から応援の先生が担当しているが、外来通院できるうちは呼吸器外来で診てもらって、入院が必要になった時に内科で引き受けることにした。
一昨日は大学病院の腫瘍内科から、大腿部の平滑筋肉腫の老齢女性をお願いしたいと依頼がきていた。腫瘍内科から外来応援で来てもらっているので、外来通院できるうちはそこで診てもらって、やはり入院が必要になった時に内科で引き受けることにした。
内科病棟は、高齢者の誤嚥性肺炎、癌終末期の緩和ケア、糖尿病の教育入院などの一般内科の患者さんたちが混在している。前二者はDNRの方針となる。オピオイドを使用する癌終末期の患者さんは常に2~3人というところか。