Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

アイスバケツチャレンジを見て

2014-08-23 19:55:00 | ベネディクト・カンバーバッチ


最近ベネディクトさんの話題をあまり書いてないのは、コレクティブも順調に拡大、私が語りたいようなことはどなたかが書いてネットをかけめぐってるから、私はパスしていいかな?と思っていたからです。

今日の早朝(日本的に言えば昨夜遅く)公開された、ALSへの理解と支援を募るキャンペーン「アイスバケツチャレンジ」の、長~~~~~~~いベネディクト版には「そう来たか?!」と、今日1日ニヤニヤほっこり、そしてなんとなくコレクティブとしてのプライドを感じたのではないでしょうか?

さすがご友人のアダムさんとLittle Favourの時にプロデューサーもやっただけあり、手作り感はそのまま、細部にこだわりのある楽しい「作品」でした。

このキャンペーンは、24時間以内という時間制限もあり(遅れた人もいましたけど!)挑戦者が次の人を複数指名することが多いので、すごい勢いで拡散、世界中の話題になり珍しく日本でも同時進行しています。他の映画/ドラマもそうあて欲しい。ぼそっ。

私はあまり多くの動画を見てませんが、ベネディクトのはメディアでもベストだ!と取り上げられ、それを見たコレクティブではない人が「ファンが『だからこの人好き』という気持ちがわかった」とつぶやいていたのが印象的でした。

それでちょっと考えました。ファン以外の人はコレクティブのように世界中追って映像や写真を見てるわけでもないのに、ベネディクトの真摯で紳士で人を笑わせよう良いもの作ろう、という人格を感じたのですよね。氷水をかぶるという皆同じ課題でも、そうやって作り手の内面は人に伝わるんだな・・・って。

それは今までも、プライベートと仕事は分けてはいても、私達にファンに見せる顔は公の顔なんだけれど、そこにも彼の人格があるから、役者としていい演技をしていることと相乗効果で、コレクティブができているわけですよね・・・。

それで、私も、ちょっと、1ブロガーとして、ひとりの人間として、他のコレクティブの方々が既に語っていることでも、自分の頭の中のことを書くならありかな・・・なんて思っちゃったわけです。それには表現力がないと難しい話ですが、心がけだけでも^^

さて、私も、募金という形でこの運動に参加しますね。
日本ALS協会/ご寄付のお願い
銀行振込先

ついポチってしまうディスク/本/雑誌をひとつふたつ我慢すれば簡単です。
私が何を買うのをやめたのかは内緒。




Case 5 家族の肖像

2014-08-22 20:17:00 | モース&ショーン・エヴァンズ
ブログには書いてませんが、ちゃんと3と4も見ましたよ♪4時までに家に帰って。

改めて1日1エンデバー5日間が終わって印象に残ったのは、日替わりの美女(笑。
主任モースにもお金持ちやインテリの女性は毎回登場してはいたのですが、ドラマが作られた80年代のカジュアルな美意識よりも、今現在21世紀に振り返る60年代はすでに時代劇っぽくて、出て来る女性が皆それぞれの立場でおしゃれしてキラキラ輝いて見えます。



特に好きなのが、Case 3 犯罪相関図、↑の右から2番目のお嬢さん。馬好きの美女で、頭もいいのですけど、この方の服装がとてもかっこいい。アイスブルーのコートがとってもかわいい秘書のアリスも、「明日死んでも後悔しない」派としては、見習うべき積極性を発揮して努くんに近づきましたが、最後の最後に努クンを振って末のお坊ちゃんの気持ちに気づくとは、頭はいいのか悪いのか正直わからない。でも非の打ち所のない華やかなブロンドのお嬢さんに比べて、ブルネットの顔立ちも地味なアリスが頑張るとつい感情移入して応援してしまいました。


そして、シリーズ1ラストの「家族の肖像」。
このタイトルで思い出すのはヴィスコンティの映画ですけど、なかなか粋な邦題。モースの家族、サーズデイの家族、そしてギャングの家族。

しかし私はギャングものってどうも苦手です。なんとなくいかにも映画/ドラマって感じがしてしまい興ざめしてしまうのです、すみません。確かに警察の行く所現実に存在するし、サーズデイ警部の過去や男気のあるところを堪能できたのですがね!

しかし今日このエピを見てギクッとしたのは、エンデバーのお父さん役のアラン・ウィリアムという役者さんが、主任モースを演じたジョン・ソウに似ていたことでした。初めてDVDで見た時には、私はまだ主任モースを知らなかったので感じませんでした。病に臥せったお父さんの姿で、故人となったジョン・ソウさんを思い出すとは、なんだかとても切なかった・・・

舞台 War Horse 2回目

2014-08-21 20:00:00 | その他の映画・ドラマ・舞台
2回目を見に行くか、ちょっと考えてしまいましたが、最近のモットー「明日死んでも後悔しない選択」を思い出して行って来ました。

初回は3列目中央、今度は12列目の左から3番。字幕もちゃんと読むのには斜めからが好きなのです。

果たして、よかったです!

①2度目で落ち着いて見られた。

②程よい距離で馬のパペットが至近距離よりも馬らしく見えた。初見では「これが馬のパペットかあ!」という気持ちもあるし、場所のせいで舞台下から見上げているのでどうしても馬よりも人形使いさん達に視線が行ってしまう。しかも馬は大きいので全身は近くからだと見えにくかった。

③字幕も読めた。左端の席から右の字幕を読むと必然的に視界に舞台全体が入るのです。

④上演回数を重ねて舞台の上と下の距離が近づいた。1回目は上演3日目でしたので、まだ日本に慣れてない感たっぷり。カーテンコールは1回のみで観客も拍手をしたのみ。これが3週間後には挨拶が表情豊かになって回数も増え、お客の方も口笛を鳴らしたり、立ったり手を振ったり、と、シャイな日本人にしては頑張りましたです。


こんな感じで、スタンディングオベイション!こちらも手を振りかえしたら役者さんもブンブン振ってくれました

正直、2回見たらもう既に知っているのだから退屈になるんじゃないか?と思ったのですが、そこは「生」。そして作り上げるのに時間と労力を使って出来たものは、たった1回の鑑賞では見切れない濃度があるのだと思いました。

写真に撮ったキャスト表を見比べてはいないのですが、たぶん1回目と2回目は同じキャスト。この蒸し暑い東京で、週5日、ツイードやサージの服を着てよくも頑張ってくださってるなあと心配するくらい渋谷は暑かった。冷房は入っていても、湿度が高いですもんね。役者さん達、痩せて出国するかも(汗)。イギリスは8月の最後の月曜日がバンク・ホリディなんですが、それを過ぎたらもう夏は終わる。暖房入れる気温になるんです。お身体には気をつけて。。。。

ところで、コレクティブとしての感想ですが、スピルバーグ監督はこの舞台を見て、よくスチュワート少佐をキャラとして肉付けしてベネディクトにしようと思いついたなあ!と劇を見て正直思いました。劇では少佐は人格を感じるほどの台詞もなかったです。(私の聞き逃し?)映画では、ニコラス大尉に比べてより軍人らしく、より孤高の存在だったけど、あれはスピルバーグさんがベネディクトを思い浮かべてそういうキャラにしたのかなあ。それともトップソーンのキャラからそれに合わせた人間版にしたのかしら。



それを解明するには原作を読めばいいんですね!

馬の一人称ってどんな。。。。

馬の一人称。。。

「トップソーンというそいつは人間の見てない所で僕の脇腹を蹴ったんだ!」・・・とか?


Case 1 華麗なる賭け 感想

2014-08-18 19:35:00 | モース&ショーン・エヴァンズ
仕事から猛ダッシュで帰宅して見ました。「新米刑事モース/Case 1 華麗なる賭け(日本語吹替え版)。初めてシャーロックをテレビで日本語で見た時を思い出します。自分初の日本語だし久しぶりでしたので、また改めていいドラマを見られて幸福です。

日本語だと細部を見る余裕があってラクチーンですし、声質が似た声優さんだったので声の違和感はありませんでした。最初のうちモースの台詞の敬語とか、「彼氏」と言った現代語(?)が1965年当時使われていたのか?など多少言葉の違和感はあったのですけど、そのうち慣れました。

英語版ENDEAVOURのDVDを見た時はモースに関しての知識ゼロでしたが、あれから、原作を何冊か読み、主任警部モース(の英語版)を何本か見ました。ですので、ある程度もともとのモース作品がどういうものか把握し、熟年モースの人物や作品に愛着を持つ(こっちの方がより大切)状態で、若モースを体験することができました。

ただ、にわかファンにとっては、主任モースへのオマージュがちょっとわざとらしやしないか?と思いました。でも20年くらい前に見ていたファンにとっては、久々のモース登場だし、若くて別の俳優という違和感を払拭するにはこれくらいオリジナルへの愛を表現した方が彼らにとっては受入れやすいのかもしれませんね。


写真はこちらから
PBSのは顔のアップだし、中央を避けて顔に穴があかないよういいレイアウト。私のUK版と違います。


ショーン演じる若モースの良さは、"純朴"さかと思います。
あまり幸福とは言えなかった育ち、大学の学派にも社会にも馴染まず、恋人と別れ、という寂しさを胸にかかえたまま。なんとか居場所を見つけようと、周囲を観察する目だけ大きく見開らき、無表情の顔が愛おしい。

いっそオックスフォード大学に行かず、労働者階級しか知らなければ悩みも少なかったろうに、頭が良かったために上中流のコミュニティにも接触してしまったがための孤独感というものもありそうです。

新米で自信のないモースが、見つけた糸口をとつとつと語り、それを受けとめるサーズデイ。モースの世界とこの世をつなぐ天使みたいですね。


65年にオックスフォードに学生時代以来初めて仕事で戻ったところからモースの当時の状況を説明しつつ、オペラ歌手に心を開きながら事件を捜査する物語が、歌手の歌うアリアにのせて美しく綴られています。





このCase1はパイロット版で、Case2以降は出ないモースの上司がシャーロック0201のカーター警部役をやったDanny Webbだったりします。
 





映画やドラマのことを書いてるくせに、やっと録画機を買おうと先月決意したしましまです。しかし実行に至らずに「若モース1再放送」に突入してしまいました。よって、明日の歯医者も仕事のシフトも変更してもらい、今週は猛ダッシュで帰宅せねばなりません。し・か・も、「舞台War Horse」のチケットも無計画に明後日とってしまったし、さ・ら・に、DOCTOR WHO の新シリーズがぼちぼちのような気がするけど恐くて確認できない・・・ブルブル・・・