スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

南部杯&無限と有限まとめ④

2007-10-08 19:14:29 | 地方競馬
 馬インフルエンザの影響があり,9月17日に開催の予定だったダービーグランプリが地元馬のみのレースに変更されたため,今秋のダート大レース路線は,今日の南部杯(動画)が開幕戦となりました。
 揃った発走からキングスゾーンが先手を奪いましたが,インからブルーコンコルドも追ってきたので最内には入れず。サイレントエクセル,カフェオリンポス,オグリスキーあたりもかたまって集団を形成。前半の800メートルが49秒2というスローペースのレースになりました。
 直線に入るとキングスゾーンの外にカフェオリンポスが合わせていき,内からブルーコンコルド。ブルーコンコルドの反応が一瞬は悪いように見えましたが,やはり地力の差で抜け出しました。ブルーコンコルドを追うような位置でインを追走していたワイルドワンダーは,直線ではこの3頭の外に持ち出し,かなり詰め寄りましたが差すまでには至らず,ブルーコンコルドが優勝。ワイルドワンダーが2着で,3着はキングスゾーンを僅かに交わしたカフェオリンポスとなっています。
 優勝したブルーコンコルド,服部利之調教師,幸英明騎手と揃って5月のかしわ記念以来の大レース制覇。父はフサイチコンコルド,母系はアストニシメント系。今日はスローペースを見越したかわりと前に付いていったのが最大の勝因でしょう。もう7歳ではありますが,はっきりとした能力の衰えはないようです。
 2着のワイルドワンダーは5歳で,ここのところ重賞を連勝していた上がり馬。一線級でも十分に戦えるということを示した点で,収穫のあるレースであったと思います。

 残っている問題は大まかに分ければふたつありました。そのうち最初の問題について,僕はそれを第一部定義二の問題と名付けましたが,これは神の変状に対して属性の変状という考え方を導入することによって,わりと簡単に解決することができます。厄介なのはもうひとつ,僕が無限様態の問題と名付けた方の問題で,簡単にいうとこれは,無限様態が無限であるものによって限定されてしまうという問題で,とくに命題において形式的に考えると,この問題が確かに発生しているということは明らかではないかと思います。なお,同じことが属性の場合にも生じていると考えられなくもないのですが,この場合には,たとえば無限であるものは属性であるという命題文の理解に関して,属性の本性に関係させて理解することが可能で,したがって僕は属性の場合には無限様態の場合と同様の問題は生じていないと考えています。
 このとき,無限様態が絶対に無限である神による限定を被ることについては,絶対に無限なものと自己の類において無限なものという,ふたつの無限の関係から考えて,何も問題はないといえると思うのですが,無限様態が自己の類において無限である,その無限様態が様態となっている属性によって限定されてしまうという最後の問題については,僕の現時点の力ではそのよい解決法が分かりません。様態的変状といわれる場合の変状の解釈などがその道筋になるのではないかと考えてはいるのですが,もしもよい解決の仕方があれば,教えていただきたいというのが本音です。
 これでこのテーマのまとめも終りです。明日からまた,別のテーマについて考えていくことにします。
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