木村一基八段が3連勝した後,深浦康市王位が3連勝して最終局にもつれこんだ第50期王位戦七番勝負第七局。
振駒で先手は深浦王位。木村八段は横歩取り△8五飛を選択。お互いに飛車が中段に浮いて狭い状況から戦いとなり,後手が角を切って銀を取り,その銀を打って飛車を取って先手陣に打ち込みました。
▲7五歩と打ったのに対して△3九飛と打ち込んだところ。▲7四歩△2七歩に構わず▲7三歩成。後手も当然△2八歩成。昼にこの進行だけ見たとき,これは先手が倒れているのではないかと思ったのですが,以下▲6六歩△6一金▲6七玉(第2図)となった形は先手玉が意外に耐久力があり難しかったようです。
実戦はここで△4二玉と逃げましたが,今度は2~3筋方面から攻められる格好となり,▲6七玉ほどは一手の価値がなかった模様。コメントを見ると後手にもチャンスがあったようですが,先手がはっきり悪くなった局面は並べている限りでは僕には見つけられませんでした。最後は入玉した先手が後手玉を寄せきって勝っています。
3連敗後の4連勝で深浦王位の防衛。これで3期連続となりますが,将棋に限らず競技において3年間同じものを維持するというのは困難なことであり,これは称えられていいのではないかと思います。
シリーズを通していえば,第五局まではやや一方的な展開でしたが,最後の二局は大熱戦で,戦い続けているうちに両者の波長が合ってきたのではないかと感じました。
昼食は12時。11時半頃に看護士が来て,昼食前の血糖値を測定します。それから食事と一緒にインスリン注射器が運ばれ,インスリン注射を打ってから食事となります。
午後5時頃になると昼勤の看護士と夜勤の看護士が一緒に来て,各部屋を見て回ります。引継ぎのための業務でしょうが,僕にはひどく形式的なものと感じられました。なお,この時間は部屋にいなくても大丈夫で,僕の知らないうちに終っていたということも何度かありました。
これが終ると今度は夜勤の看護士がひとりでやって来て,血圧を測定しました。この時間は検温はすることもありましたししないこともありました。僕は平熱は高い方でしたが,やはり午前中に高いとこの時間にもまた測るというケースが多かったように思います。一方,血圧に関しては僕の場合は特別に1日に2度測定されていたという可能性はあります。この事情については別に説明します。それから,この血圧の測定というのは脈拍の測定を兼ねていて,これは午前も同様でした。その後で,夕食前の血糖値を計測します。
夕食は午後6時。食事と同時にインスリン注射器が持ってこられ,食前に注射を打つのは朝食や昼食と同じ。もちろん注射器は僕個人用のものですが,管理は病院でしていたということです。
日によって異なりましたが,9時から9時半の間くらいにまた看護士が来て,眠る前の血糖値の測定というのがありました。そして午後10時に消灯となりますので,もしもカーテンがまだ開いていればそれが閉められ,病室全体の照明も落ちます。この後は個室を灯すための照明も点けられません。ただし,この時間帯も処置が必要な患者はいますし,僕などはトイレに行くということがありますから,非常灯のようなごく薄い明りが病室全体を点していて,真暗になるというわけではありませんでした。
振駒で先手は深浦王位。木村八段は横歩取り△8五飛を選択。お互いに飛車が中段に浮いて狭い状況から戦いとなり,後手が角を切って銀を取り,その銀を打って飛車を取って先手陣に打ち込みました。
▲7五歩と打ったのに対して△3九飛と打ち込んだところ。▲7四歩△2七歩に構わず▲7三歩成。後手も当然△2八歩成。昼にこの進行だけ見たとき,これは先手が倒れているのではないかと思ったのですが,以下▲6六歩△6一金▲6七玉(第2図)となった形は先手玉が意外に耐久力があり難しかったようです。
実戦はここで△4二玉と逃げましたが,今度は2~3筋方面から攻められる格好となり,▲6七玉ほどは一手の価値がなかった模様。コメントを見ると後手にもチャンスがあったようですが,先手がはっきり悪くなった局面は並べている限りでは僕には見つけられませんでした。最後は入玉した先手が後手玉を寄せきって勝っています。
3連敗後の4連勝で深浦王位の防衛。これで3期連続となりますが,将棋に限らず競技において3年間同じものを維持するというのは困難なことであり,これは称えられていいのではないかと思います。
シリーズを通していえば,第五局まではやや一方的な展開でしたが,最後の二局は大熱戦で,戦い続けているうちに両者の波長が合ってきたのではないかと感じました。
昼食は12時。11時半頃に看護士が来て,昼食前の血糖値を測定します。それから食事と一緒にインスリン注射器が運ばれ,インスリン注射を打ってから食事となります。
午後5時頃になると昼勤の看護士と夜勤の看護士が一緒に来て,各部屋を見て回ります。引継ぎのための業務でしょうが,僕にはひどく形式的なものと感じられました。なお,この時間は部屋にいなくても大丈夫で,僕の知らないうちに終っていたということも何度かありました。
これが終ると今度は夜勤の看護士がひとりでやって来て,血圧を測定しました。この時間は検温はすることもありましたししないこともありました。僕は平熱は高い方でしたが,やはり午前中に高いとこの時間にもまた測るというケースが多かったように思います。一方,血圧に関しては僕の場合は特別に1日に2度測定されていたという可能性はあります。この事情については別に説明します。それから,この血圧の測定というのは脈拍の測定を兼ねていて,これは午前も同様でした。その後で,夕食前の血糖値を計測します。
夕食は午後6時。食事と同時にインスリン注射器が持ってこられ,食前に注射を打つのは朝食や昼食と同じ。もちろん注射器は僕個人用のものですが,管理は病院でしていたということです。
日によって異なりましたが,9時から9時半の間くらいにまた看護士が来て,眠る前の血糖値の測定というのがありました。そして午後10時に消灯となりますので,もしもカーテンがまだ開いていればそれが閉められ,病室全体の照明も落ちます。この後は個室を灯すための照明も点けられません。ただし,この時間帯も処置が必要な患者はいますし,僕などはトイレに行くということがありますから,非常灯のようなごく薄い明りが病室全体を点していて,真暗になるというわけではありませんでした。