吉田千亜さん参加のフォーラムがあります。
須山敦行
「借上住宅」という問題での、福島支援の取り組みです。
『世界』1月号の 吉田千亜 「原発避難 迫る『借上住宅打ち切り』」
で、この三月に打ち切られることになっている 区域外避難者(自主避難者)への借上住宅の供与、の問題が取り上げられていました。
私は、《 「待つ」という支援 》が大切なんだと、読み取りました。
「本来もっとも必要なのは、その『被害』--原発事故や廃炉作業、放射能汚染の解決を『待つ』途方もない長い時間であり、状況の見た上での選択や決断を、超長期的に『待つ』支援だ。
そして、長引く『被害』を知ったうえで、避難者の『待つ』時間と生活を丸ごとを受け入れる全国の自治体の正確な判断である。」
政府は、たたみ掛けるように、原発事故を終わらせようとしています。
「復興」や「オリンピック」が、自主避難者の切り捨てをもたらしている、ことを、この国の「希望」は、原発事故被害者の「絶望」にしかならない。
と、締め括っています。
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1. 2017年1月21日(土)希望政策フォーラム「原発事故避難者に住まいと安心
を」開催
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福島から東京への避難した人たちの住まいがなくなる?
2017年3月末で、原発事故の区域外避難者(自主避難者)への、福島県による住宅提供が打ち切られようとしています。自主避難者の県外避難先として、東京都は全国最多の5235人を受け入れています(H28年12月1日時点)。
これらの方々の多くが、来春に住むところを失いかねない事態い追い込まれています。
北海道や山形県など、全国の自治体で支援(住宅の無償提供)継続を決めるところも出ているなか、小池都知事は12月20日、都としても何らかの支援を継続することを明らかにしました。
果たして東京都はどのような支援を行うのでしょうか?また行うべきなのでしょうか?
また、わたしたちには何に注目し、何をしていけばいいでしょうか?福島の原発からの電気をもっとも利用してきた東京。私たちのできることを、避難者の取材をつづけてきた吉田千亜さんとともに考えます。
日時:1月21日(土)18時開会(17時45分開場)20時閉会予定
会場:文京区民センター2A(東京都文京区本郷4-15-14)
資料代:500円(生活にお困りの方は無料)
ゲスト:吉田千亜(フリーライター)
あいさつ:宇都宮けんじ
主催:希望のまち東京をつくる会
連絡先:TEL 03-5844-6046/office@utsunomiyakenji.com