東久留米の『世界』6月例会・zoomの報告
6月9日、東久留米の『世界』がzoomで開催されました。参加は4名。zoomでは参加できないメンバーが多数です。あと一ヶ月の辛抱かな?
まず第一テーマ町村敬志「メガ・イベントの時代の終焉」について。「大きすぎるイベントは、後に負担ばかり残して問題」という意見。オリンピックが国民国家の国威発揚、ナショナリズムのためのものになっていて、問題だらけだということが大分明らかになってきている。政府がもう止まらないまま突っ走って行って、自らはどうにもならない状況の昨今で、国民がそれに巻き込まれてしまうのかな、という現状について、意見交換しました。
第二テーマは、「どうして海外は再エネが普及しているのか」山家公雄。文章が難しいという感想。再エネは国産・地産を促してそれはいいなという意見。
同じテーマの第三課題「すぐそこにある再エネ社会」飯田哲也は、題名から希望を期待したが、現状への否定的な批判の内容でちょっと面食らった、ということ。原発から逃れられない利益集団の思惑で動いているのかな。筆者は、「二一世紀型の知識社会」がそれを阻害する反知性的な「鉄の五角形」を打ち破らなくてはと。「原発神話」、「ベースロード神話」など「神話」の打破をと、言っているが。〔p.196下段〕の「若者を含む国民全体が参加して選択をすべきだろう。」という文章に関連して、「自分で国・社会を変えられると思うか」という18歳意識調査で、インドは83.4%、ほとんどの国が50~70%なのに対し、日本は18.3%という現状が紹介されました。「大人の責任」にあるということで。
テーマの後に、コロナワクチンを巡って、経験や意見の交流をたっぴる行いました。
打ち解けすぎる、zoomでの東久留米の『世界』でした。
今回の共通テーマは、
○ 「メガ・イベントの時代の終焉」 町村敬志
○ 「どうして海外は再エネが普及しているのか」 山家公雄
○ 「すぐそこにある再エネ社会」 飯田哲也
でした。
今月のその他のお勧めは
・髙木「NHKと政治と世論誘導」 長井 暁
・須山「コロナ戦記 第9回」 山岡淳一郎
「戦没者の尊厳は守られなければならない」 具志堅隆松
でした。
◎ 東久留米の『世界』を読む会、7月例会のお知らせ
●日 時 7月14日(水) 午後6時
●場 所 生涯学習センター・集会学習室5
〒203-0054 東久留米市中央町2-6-23
いつもの『市民プラザ』ではありません。
●持ち物 雑誌『世界』7月号
○共通テーマ
・「インドのパンデミック」 アルンダティ・ロイ
・「便利な端末が私たちにしていること」 橋元良明
・「国粋主義に沈む大相撲」 和田靜香×星野智幸
※ 第2水曜が定例です。ご承知ください。
※ 他に、昼の部として、第3水曜、4時からもあります。
● 連絡先 須山
suyaman51@mail.goo.ne.jp