『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

小岩の『世界』9月例会、5名で!

2020-09-11 19:46:28 | 日記
 10日(木)、小岩の『世界』を読む会が、いつもの5名で行われました。猛暑の毎日ですが、幸いこの日は2台の優秀な扇風機のみで、燃え尽きない程度で助かりました。
 巻さんの焼いた特製の柔らかいパンと、櫻井さんのジャム、そしてコーヒーの贅沢な会です。
 まずは、稲葉論文から
 「ビッグイシュー」を巡るあれこれ。
 「ハウジングファースト」という課題の重要性。日本は家賃世界一だったりすること。 ボランティアという、若者が社会的な行動をする入口に注目するということから、現在の若者気質で「今だけここだけ自分だけ(お金だけ)」だとか、地元大好き、マイルドヤンキーなどという言葉が紹介されました。私には新鮮でした。
 また、「フードバンク」という公営財団法人の存在の様子、私は知らないことだらけだ。 アメリカの友人と話したときに、本論文で住まいを失った者4000人と書かれているが、アメリカのエビクション(アパートから追い出される)は2000万人だということ。アメリカの凋落? うなってしまった。
 というように、小岩の『世界』はすごいのです。
 続いて、山森論文の話し合いで、ベーシックインカムの問題は、未来社会、理想社会をどう描くかということに繋がるので、思わずそれぞれの理想を語り合ったり、すごいことになりました。
 というように、小岩の『世界』はすごいのです。
 吉田裕の軍事史研究論文では、筆者は櫻井さんと同い年ということで、参加者の戦後史みたいなことに触れる話題に。
 さらに、李鶴来さんのインタビューからは、江戸川の耳鼻咽喉科医師今井知文先生の碑のことになり、櫻井さんに、江戸川の戦争史遺跡の一つとして、その碑の所在を調べるという宿題が出されました。
 というように、小岩の『世界』はすごいのです??
 
 今回の共通テーマは、
 ○「ホームレス・クライシスに立ち向かう」    稲葉 剛
 ○「連帯経済としてのベーシックインカム」    山森 亮
 ○「自分史の中の軍事史研究」          吉田 裕
              でした。
 
 9月号のお薦めは
 ■ 片山 ・「独バイエル社和解へ」       天笠啓祐
 ■ 巻  ・「ウイグル日記(下)」       川嶋久人
 ■ 須山 ・「専門知の「柔らかさ」とどうつきあうか」
                         平川秀幸
                 でした。
 
 ◎ 小岩の『世界』を読む会、10月例会 の予定
  ●日 時 10月15日(木) 午後7時
  ●場 所 南小岩8丁目21の8
          小岩駅から徒歩約3分
  ●持ち物 雑誌『世界』10月号
  ○共通テーマ
  ・「「敵基地攻撃能力」保有論を批判する」   杉原浩司
  ・「金正恩の選択 第2回」         井上智太郎
  ・「現代の危機に求められる経済論争の復権」  吉原直毅
  ● 連絡先 須山
             suyaman51@mail.goo.ne.jp
 

 

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