東久留米の『世界』9月例会は、残暑厳しい毎日で、色々な事情で欠席連絡が多い日でしたが、2名の新しい参加者があって、8名の会となりました。
第一テーマの、ベーシックインカム。このことに詳しく、これ以上の政策はないという強い主張のある方を中心に、行き詰まっている現状からどのように道を拓いていくのかという大きなテーマの議論がされました。『世界』では、ここ数年で初めてのベーシックインカムの登場で、これから、引き続き勉強する重要な内容でしょう。
第二テーマの、「軍事史研究」。これまた、この研究について、評価、批判がありました。軍事史研究という未開拓の分野を切り開いたということには評価がされていいのではと思いました。
第三テーマの李鶴来さんの捕虜監視員軍属としてBC級戦犯となった朝鮮人、台湾人の処遇の問題は、マスコミなどでもほとんど取り上げられていませんが、日本が取り残している重大な問題で、当事者たちが高齢であることを考えると、対応が急がれる問題です。参加者に、李鶴来さんと直接に交流がある方があって、心を寄せる話し合いができました。
今回の共通テーマは、
○ 「ベーシックインカムを日本で導入しようというならば」
今野晴貴
今野晴貴
○ 「自分史の中の軍事史研究」 吉田 裕
○ 「朝鮮人BC級戦犯刑死者の無念に応えてほしい」
李鶴来
李鶴来
でした。
その他のお薦めは、以下のモノでした。
● 須山 「人間の尊厳と生命権は不可分」
ユルゲン・ハーバーマス、クラウス・ギュンター
ユルゲン・ハーバーマス、クラウス・ギュンター
でした。
◎ 東久留米の『世界』を読む会、20年10月例会のお知らせ
●日 時 10月14日(水) 午後6時
●場 所 市民プラザ会議室(市役所1階)
●持ち物 雑誌『世界』10月号
○共通テーマ
「分水嶺--ドキュメント コロナ対策専門委員会 第1回」
河合香織
河合香織
「共犯ではないメディアのために」 南 彰
「「敵基地攻撃能力」保有論を批判する」 杉原浩司
「「敵基地攻撃能力」保有論を批判する」 杉原浩司
※ 第2水曜が定例です。ご承知ください。
● 連絡先 須山
suyaman51@mail.goo.ne.jp
