呼吸器取り外しを指摘された外科医は、救命のために取り付けたので延命のためではなかったが、と報道されていた。入院期間はどのくらいなのだろうか?
医療保険では、入院医学管理料は、病院の規模で規制されているが、在院期間が長期化すると削減されるので、有形無形の圧力が、管理者、事務側からかかってくる。重篤な患者は、長期化するし、退院は困難で、在院期間短縮の圧力は、医師の良心さえもゆがませるほど強いもので、私の大学病院時代ははねのけるため疲労困憊した。今回の人工呼吸器は、救命のためから、延命措置に変化して、取り外さなければならないほどの状態の変化があるわけで、入院期間長期化による、圧力が引き金になったということはないのだろうか?