豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

戦略なき経営の危うさ…大阪~関西空港~函館空港~函館市~北斗市

2009-04-17 21:18:24 | ファース本部
昨日の「建築みらい研究所」勉強会では、千葉県でマンションなどのリフォーム業を営み、とても経営効率の高い優良企業の経営者で清水さんと言う女性社長の基調講演を聞く事が出来ました。

社長みずからがお客様を訪問し、自らが工事提案をし、自らが現場に出て掃除をして社員の方々に見せる背中を作って来たと言います。出来そうで中々出来ない事ですが、清水社長は、実際に実践して現在の会社が在るのですから心から感心してしまいました。

日創研の小浪講師から総括講話があり「戦略なき経営に危うさ」と言う話がありました。企業経営の基本なのですが改めて自分の企業の経営戦略を検証する必要を感じます。会社は、「何を」「誰に」「どのような方法で売って利益を得るか」で成り立っています。

「何を」とは、工務店ごとに異なりますが、木材を豊富に使用した家とか、調湿の出来る冷房対応型のファースの家とか、千葉の清水社長さんのような超高級リフォーム施工などと、それぞれ自慢の商品を特定する事なのでしょう。

「誰に」と言う事は、売り先を特定する必要があります。低価格の住宅は、圧倒的に市場の大きい一次取得者層となるのか、千葉の清水社長さんは、質を見抜ける有識者層を、また健康空間や高齢者対応にこだわる客層など、自慢の商品を売る顧客層を絞り込むと言う事なのです。

「どのように売るか」は、チラシ広告、ホームページ広告、口コミ宣伝、テレビCMなどと「何を」「誰に」と言う事が絞り込めれば、必然的に「どように売るか」が見えてきます。

私なども、様々な経営者研修などで耳に蛸が出来るくらい経営戦略の基本講義を受けているにも関わらず、自分の会社の経営戦略にそった戦術を用いて行動をとっているかと言えば、まったく耳の痛いのが現実です。

私は、「工務店経営は経営を語る前に造る家の性能を語れるように」と言う内容の講義を承ったのですが、住んでから本当に快適な空間をつくるために必要な「暖かさ」「涼しさ」「高耐久」「経済性」などを数値で語る事の難しさを痛感した講義でした。(写真)清水社長の講義の方が解り易くて魅力的に感じてしまいました。

今日は関空から函館に戻り、家庭裁判所、調停協会の総会と懇談会に参加して本社に帰社しました。外気温5℃、大阪の夜より10℃低く、春まだ遠い北斗市です。

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