豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

窓の結露と対策…別府~大分空港~羽田空港~函館空港~北斗市

2009-04-03 18:55:08 | ファース本部
ネットを活用して、家についての悩みごと無料相談を行っています。
毎日、実に多くの方々から色々な相談が寄せられます。窓についての相談がありましたのでご紹介します。

九州の方ですが「築20年の木造在来の戸建てに住んでいます。寒さ対策で窓の断熱工事を考えています。窓に結露している水分は窓断熱をすると、押入れとか便器まわりに付着するのでしょうか。窓枠を樹脂にするか、内窓を付ける、或いは、現状の一枚ガラスを複層真空ガラスに交換するのとどちらが良いでしょうか」

この相談回答です。
「20年前、九州に建築されたと言う事は、当時、アルミサッシに単板(一枚ガラス)の窓が普通でした。この単板ガラスを、複層ガラスに取り替えるだけでもかなりの省エネ対策となります。 単板ガラスの入ったアルミサッシの熱貫流率は約6.0w/㎡K(数値が低いほど断熱効果が高い)くらいです。複層ガラスに取り替えただけで約3.0w/㎡Kくらいになります。つまり、窓から逃げる熱を半分に出来ると言う事になります。

現在のアルミサッシに、複層ガラスを受けるアタッチメント部材を取り付けると、安価な価格で取り付けられます。複層真空ガラスは確かに相当な断熱効果がありますが、代金が高額のと、本件のようなガラスだけの部分変更の施工には不向きだと思われます。

樹脂や木製の建具を内窓にもう一組、取り付ける方法もありますが、外側の従来サッシの結露を助長してしまいます。出来れば、複層断熱サッシごとの取替えが望ましいのですが、価格的にも複層ガラスをアタッチメント(取り付け枠)で挿入施工する方法が適切です。

結露は、室内を20℃に暖房し、洗濯物や煮物などを行うと、室内湿度が50%くらいなる場合があります。この時の露点温度が9℃(結露する温度)です。
つまりサッシだけで結露を完全に防ぐ事は出来ません。トイレなどの水周りで換気量が少ない場合、その付近に結露が発生する場合があります。しかし、窓の結露がそちらに集中するとの心配はありません。」…このように回答しました。

写真は、昨日訪問した大分市の仲道トーヨー㈱の社長、仲道善隆さんと撮りました。仲道社長の会社は大分市で三指の数えられる大規模な販売代理店であり、多くのサッシや窓ガラスなどの販売や施工を行っています。仲道さんでも、上記のような相談が多くなったと言いますが、九州でも結露の悩みが多いのですね。

今日は桜満開の大分から函館移動でしたが、乗り換え時間の羽田空港でサッシの相談回答を行いました。
その内容がサッシ販売代理店の仲道社長とラップし、今日のコラムにしました。
今日の北斗市は快晴で空気が冷たく気持ちの良い天気です。
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