豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

エコ電化住宅とは…仙台市~仙台空港~千歳空港~札幌市内

2013-06-07 20:27:20 | ファース本部
私は、昭和60年に殆ど隙間の無い完全気密の住宅をつくり上げました。
この家では、換気扇をフル稼働させてもガスコンロの炎がしだいに消えて行きます。
隙間が無いと云う事は、空気が外気から入って行かないため、出ても行かないのです。
つまり換気扇は空回り状態となります。勿論、何処かの窓を少しでも開ければ一気に炎が。

当時は同時吸排気の熱交換式換気扇などは出回っておりませんでした。
私の気密住宅は、ガスが燃えないので已むなく、電化と云う事になったのです。
その後、深夜電力の余剰電力を供給して付加平準化したい電力会社と目指す方向が一致。

「オール電化住宅」と云う名称は、そのあとになって命名されたようです。
電力会社が本気で普及推進を行うと省エネタイプの優れた電化機器が次々と開発され、特にIHヒーターの出現で一気にオール電化住宅が市民権を得たように思われます。

しかし、余剰電力を販売する目的の電力会社と、私達のように住む人の住まい方や住まい環境保持が目的の家づくりでは、必ずしも全てが一致するわけでありません。当時から、電力会社に温熱性能の乏しい家はオール電化仕様にさせないように提案して参りました。

何でも電化することをオール電化住宅と云うのであれば、大きな違和感を覚えます。
家の性能があってガスなどの燃焼ガスを伴う機器仕様で差支えがあるから電化なのです。
電化住宅は、家の性能と機器の使い方を吟味すると、エネルギー消費効率を倍々に向上させることが可能です。
つまり家に性能があって電化だからこそエコは実現出来る可能性が。

今日は仙台から札幌に移動して、ヒートポンプ機器の研究センターを視察してきました。
ヒートポンプは家の性能と使い方がフィットしなければなりません。私達ファースの家は、APF(エネルギー消費効率)を10以上で使用させ、まさにエコ電化を実現しています。
研究所の多くは、エアコン単体試験で家の性能との整合性についての研究は遅れていそう。

さて、仙台も札幌も今日は清々しい天気に恵まれました。写真は札幌事務所の直ぐ前の大通公園で開催している「よさこいソーラン」の様子です。明日は帯広に移動して講演です。
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