豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

誰もが言い合う我こそは一番なり…北斗市~函館空港~羽田空港~東京都内

2013-06-25 22:34:11 | ファース本部
私達の住宅業界には、色々な住宅システムがひしめきあっております。
そのどれもが自分の勧める住宅システムは、世の中で一番優れていると信じています。
自信を持たなければ、建主さんに対し、説得力が生まれません。当然の成り行きかも。

しかし、住宅システムには一長一短があるものです。ひとつの能力に長けてしまうと、その皺寄せが必ず何処かに生じます。
善く効く薬には副作用があるのと同じなのでは。
断熱材を例にあげると、一般的なグラスウール断熱は、手軽で安価で歴史がありますが、湿気を吸うと垂れさがり、断熱効果が大幅に劣ってしまいます。

私達が使用している樹脂断熱材は、熱や火炎に弱く、取り扱いも面倒ですが、断熱性能が劣化し難いメリットが特徴です。
またグラスウールは吸音性があるため、室内反響音を抑え込む特徴がありますが、樹脂断熱材は室内を静寂にするための工夫が必要になります。

換気にしても、一般的な排気換気(第三種換気)は、一定以上の隙間があることが前提で、そこから入った新鮮空気が家中を徘徊して排気される仕組みです。
したがって冷たい空気、乾燥した空気、湿った空気、生暖かい空気も家中のあちこちから侵入してきます。

一方、熱交換式換気扇(第一種換気)は、暖房した暖かい空気と外から入る冷たい空気をエレメント素子で熱交換する換気です。
この熱交換式を用いるには、家に隙間があっては意味を為しません。この換気扇を通さずに隙間から空気が行ったり来たり…

家づくりには、断熱、気密、窓やサッシ、換気や冷暖房機器など多くの装備を伴います。
その一部だけが秀でていたとしても、人が住んで善いと思える住宅性能ではありません。
住む人が住んでから長期間にわたって幸せを包み込める家の性能を担保しなければならないのです。
それが出来てから「我こそが一番」と言えそうです。

今日はFAS専用部材を扱う販売代理店総会が東京で開催され、各地域代表の方から各地域で展開する住宅システムの実状をお聞きする機会がありました。上記事項を指摘しました。

さて、写真は駅前ホテルから上野駅を撮ったのですが、我こそは一番になると意気込んで上京したのがこの上野駅。
懐かしさがこみ上げます。明日は大阪に移動します。

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