豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家庭裁判所の調停業務から学ぶこと…函館市~北斗市

2014-01-10 19:21:16 | ファース本部
同じことを発言しても、その言葉の意味より、発した時の環境が受ける側に大きな不信感を与え、また時には信頼感を深くすることも。
特に家庭裁判所の調停室で事件当事者と向き合う時は、信頼関係の構築が最優先です。
私達、調停員と事件当事者との信頼関係を深くしなければ調停進行が上手く行きません。

そもそも裁判所と言う役所は、一般庶民のイメージとして犯罪人を裁くところと思っている人が多いようです。
勿論、それもありますが事件数は極めて僅かな数しかありません。
むしろ困っている人の味方をする役所であるとも言えそうです。

私達が行う家事調停事件は、夫婦間調整、養育費、親権移譲、遺産分割などの問題解決に尽力を。
また民事調停事件は、近所迷惑などの物理的紛争の解決に尽力します。
いずれも人様が関わっており、その関わる人々の心情を掌握し、当事者の側に立ってこそ難題解決に。

紛争が解決する兆しは、紛争相手の状況や環境を理解したときに見えてきます。
私達は、自分の強い思いだけを感情的になって相手に主張するだけでは売り言葉に買い言葉となり、紛争の溝がしだいに広がって行くもの。
主張する方は、対象者の現在環境や背景を忖度すると心遣いが具現化して良い方向に向かうものようです。

これは家庭裁判所での紛争解決だけでなくビジネス上でもとても大切なことなのでしょう。
私達のように家づくりを生業にするものは、とても多くの人々と関わります。
工事現場に入る前には、営業担当者や設計士などが建主さんと様々な遣り取りがあります。
その担当者の一言発した言葉が不信感につながることも少なくありません。

工務店と建主さん、工務店と協力業者、協力業者と納材メーカーなど、この何処が欠けても家づくりは成立しません。人との関わりの在り方を教えてくえるのが調停室で向き合う事件当事者と云う場合が多いのです。

今日は、最高気温-7℃、超低温の一日でした。
しかし午前と終日にわたり家庭裁判所で過ごしましたが、当事者はじめ裁判官、弁護士、調査官、書記官など関わる人々から多くの教訓を戴き、寒さを感じるいとまなどはありませんでした。

そして先ほどは、本社会議室で今年最初のファースの家、着工研修会を終えたところです。
写真は私の大好きな真冬の富士山の画像です。

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