豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

茅葺屋根と人づくり…北斗市

2020-11-13 17:26:48 | ファース本部

昔の日本の住まいは、家族の団欒が、茅葺屋根の家で囲炉裏を囲んで人々が育まれました。

家の中は寒いので必然的に家族がこの囲炉裏端に集うのです。

この囲炉裏の周りで喧嘩をし、仲直りの仕方を覚え、爺さん、婆さんの昔話を聞きました。

※画像をクリックすると囲炉裏が見れます。

親兄弟、姉妹から自然のうちに躾を教わっていたのでしょう。

家族が一緒に喜び、哀しみ、人として必要な社会性や人間性を育んでいたのです。

このように昔の家屋は、まさに人づくりの役割まで担っていたのだと思われます。

 

囲炉裏は、長方形の短辺の一箇所が「横座」と言ってその家の家長(主人)が座ります。

家長は、北側に背中を向けて鎮座し、もっぱら薪を焚く役割を果たします。

女の人は、囲炉裏の吊り下げられた金物に鍋をかけて、お湯を沸かし、ご飯を炊きます。

 

子供たちは囲炉裏の周りに卓袱台(ちゃぶだい)を持ち込み、囲炉裏の炎で顔を赤く染めながら談笑し、食事をとり、勉強も遊びも行いました。

私達団塊世代は、その最後の経験者だったかも知れません。

 

家庭は社会の縮図であり、家はこの自然の営みの中で人づくりまで行なってきたようです。

昔の日本家屋の多くは、囲炉裏(いろり)を中心に家族との融和をはかっておりました。

 

時代は大きく変貌しました。

今、住宅環境はそのまま囲炉裏端(いろりばた)文化の再現など出来ない状況になっています。

それでも、この先人達が残した家づくりの思想だけは、生かさなければなりません。

 

居間を家族が参集できる最適な環境にすることが肝心です。

冷暖房空間だけでなく、スペースの取り方も居心地の良さを思考すべきです。

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