第三者が意識的にベンチャー企業を育成しようとしても中々上手く行きません。
そもそもベンチャー企業と意識している経営者などは殆どおりません。
何とか生き残るため、他にない製品を開発しようと必死になっているだけなのです。
成功したのは、その研究開発が、たまたま市場から受け入れられた奇跡のようなモノです。
偶然のハードやソフトが幾つか重なると市場を動かすヒット製品になる場合もあります。
ベンチャーキャピタルという企業があります。
ベンチャーキャピタルは、その潜在的な技術を持っている会社を探し当てるのが仕事です。
会社でなくとも個人経営でも、潜在的な付加価値を持つ技術のあるヒトを探しています。
個人でベンチャーキャピタルに売り込んで来るものは、殆どロクなものがないそうです。
ベンチャーキャピタルとは、潜在的な技術を持った零細企業(財務内容の悪い小さい会社)に投資を行います。
その会社は、投資を基にして技術を進化発展させて付加価値を具現化させて行きます。
その最初の時点で株式の店頭公開を行いますが額面50円の株価の公開時は、目利きの多いベンチャーキャピタルの投資会社であるのを理由に一気に1000円以上の高値が付きます。
ベンチャーキャピタルは、キャピタルゲインと云いますが50円を1000円の高値で売り抜けるのが仕事です。
ファース本部福地建装は、25年前にベンチャーキャピタルの投資を受けた事があります。
株式公開で数億円もの資金を得れば、高度なファース工法に進化できると思考したのです。
店頭公開を目標にベンチャーキャピタルから多額の投資を受けました。(画像参照)
しかし良く考えると株式公開を果たした日から会社は、株主のモノになり毎日、株価を気にして「幸せづくりの家づくり」などと青臭い事など思考できなくなります。
断腸の思いで株式公開を諦め、投資金額を借金して全額返済、一気に債務超過です。
それから10年間かけてコツコツと借金を返し、債務超過から抜け出ることが出来ました。
おかげで住宅性能のハード的な事の他に、金融政策の詳細まで知るに至ったのが収穫です。
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