南北に長い日本列島…北斗市・ファース本部
私達ファース・グループの工務店さんは、北のオホーツク海沿いから南の沖縄まで殆どの地域でファースの家を建築しております。
北海道で開発された「暖かい家づくり」が概念で構築した住宅工法でした。
暖房性能を完璧にして氷点下や35度の温度は勿論、湿度の持つ潜熱までも遮るための断熱気密層を構築しました。
寒冷地での暖かい家づくりは、さほど難しくなく暖房気密をしっかり行えば叶えられます。
ところが高温多湿な本州では、「湿度管理」をしなければなりません。
グラスウール断熱材やブローイング断熱材は、「乾燥した空気を静止させる」事で断熱性能を保持できます。高温多湿の本州では、乾燥した空気を静止させるのが難しいのです。
そのために空気を用いない樹脂断熱材、しかもスプレー発泡施工の断熱方式を創設したのが34年前です。この樹脂断熱材は可燃性の高い素材です。
この可燃性の断熱材を安全に使用するように多くの知恵と工夫を行いました。
この硬質の樹脂断熱材を用いる事で湿気を通さない断熱気密層を一気に構築できます。
厚さが何十ミリもあるため、寒さや乾燥した空気、高温多湿の空気をも遮断します。
湿気の通さない断熱気密層が出来れば、家中の空気循環を促し、床下にシリカゲルを処方した空気清浄調湿材ファースシリカで、綺麗で新鮮な空気を供給できます。
断熱層だけに留まらず、開口部にはペアガラスやトリプルガラスを採用しています。
また空調セットやエアコンを輻射熱で放熱する装置など、多くの研究開発を行いました。
北海道は、昨日に引き続き最高気温氷点下の真冬日ですが、寒い場所から思案が生まれます。
写真は執務室で撮ったものです。
このデスクで多くの情報を集め、ここから沢山の特許出願も行っています。
さて今日は、ファース本部の東京事務所付近の気温+10度で春の陽気だそうです。
この執務室の窓の外は気温-5度、細かい雪が下から上に舞い上がっています。
何とも南北に細長い日本列島だと云う事ですね。
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