付加断熱工法とは…北斗市・ファース本部
グラスウール断熱材の外側にもう一枚の断熱材を敷設する事を「付加断熱」と云います。
グラスウール断熱やブローイング断熱は、構造体の内部に充填します。
内部充填だと、梁、間柱などの木材部分は、内側と外側の両面に接しています。
グラスウールの熱伝導率(λ)は約0.4w/km、木材のλは乾燥木材で約0.04w/kmです。
つまり木材は、グラスウール断熱材の約10倍も熱を伝えてしまいます。
この木材のヒートブリッジ(熱橋)を防ぐために付加断熱材は大きな意義があります。
写真はファース工法の付加断熱材として使用する「ファースボード30」です。
ファースボードは特注で「ファースボード50」つまり30㎜厚と50㎜厚があります。
特にファース工法は、樹脂断熱材をスプレー発泡するため、その断熱材を受け止める素材としてファースボードを使用しております。
グラスウールのλ0.04に対し、ファースボードのλは約半分も0.021w/kmです。
ファース工法は、グラスウールでなくスプレー発泡用の「エアクララ」を使用します。
エアクララのλも0.021w/kmです。
30㎜のエアクララ吹付で60㎜と同等なり、グラスウール断熱材の120㎜に相当します。
しかもその外側の半分は、付加断熱なので木材の熱橋を食い止める役割をしています。
このファースボードにエアクララを吹付、その内側にはインナー通気層を構築します。
ファースボードの外側には外部通気層、内側にはインナー通気を設け、天井裏に設置されたエアコンで冷暖房された空気を循環させます。
つまり床面、壁面、天井面からの輻射熱で冷暖房を行っております。
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