物事は視点で異なるもの…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市
私達は、表紙だけ見て内容を判断してしまう場合があります。
それだけ最初に目にする表紙は、重要だと云う事なのでしょう。
ところが、その表紙だけを見て中身を推測するのは極めてリスクが大きくなります。
私達のウレタン樹脂スプレー発泡断熱材は、当初ウレタンと云うだけで、大バッシングを受ける対象となりました。
ウレタンは、可燃物でありそれを住宅の断熱材と用いる事に危うさを感じたのでしょう。
当時は、断熱素材で高名な大学教師までもが、「ファース工法」など極めて危険だと声高に触れ回っておりました。
ウレタン樹脂断熱材は、成分配合で相当に燃え難くなるものです。
平成元年にファース工法が出来上がり、公的機関から工法認定を交付されるまで5年間の歳月を経ました。
それは、ウレタン素材の可燃性を問われた事も影響していました。
一般的なグラスウール断熱材は、炎を受けると燃えますが炭化し易くしてあります。
ウレタン断熱材を、そのグラスウール断熱材と同等まで難燃性を高めなければなりません。
ウレタンは、イソシアネートとポリオールを混合発泡させますが、そのイソシアネートの成分を高くすると難燃性を上げることが出来ます。
平成5年にウレタン断熱材のファース工法は、公的認定を交付されてからは堰を切ったように次々とウレタン断熱の家が建築されています。
グラスウール断熱材で断熱基準などを構築してきた研究者は、ウレタン断熱材の可燃性を指摘して、住宅の断熱気密材に不向きとの概念先行したのです。
昨年2023年度ハウス・オ・ブ・ザ・イヤー・エナジーでは、樹脂断熱材の「ファースの家」が北海道から九州沖縄までの全地域で優秀賞、特別優秀賞、最高位の大賞を授賞しました。
物事は、その中身をしっかりと吟味なければ、社会的損失となる事もあります。
画像は今日、機内から撮った函館山ですが、普段は写真の反対側から見ています。
その裏側から見た函館山の姿もまた、意義深く感じるものです。
「#健康寿命を延ばす家」「#ファース工法」
「#福地建装」「#SDGs」
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