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住宅での断熱、気密性能では、外気温の影響を受けないようにします。
住宅内部の温熱(冷熱も)を安定状態で維持する性能が蓄熱性能(熱容量とも言う)です。
蓄熱された温熱(冷熱)が放熱する時は、輻射熱(熱波長・遠赤外線など)となります。
つまりは、とてもクオリティーの高い冷暖房空間をつくる事になるのです。
住宅内側の部材の全てが、熱を蓄熱蓄冷する特性を有しています。
部材の比熱、比重、体積、温度の四つを掛け合わす事で蓄熱量を算出する事が出来ます。
例えば、40坪の家において断熱層内側の木材は、体積が約30立方メートあります。
更に比熱0.30、比重0.4、の場合の蓄熱量計算は次のようになります。
30×1,000(リッター換算)×0.30×0.4×=3,600kcalとなります。
これは木材の温度が1度の時の蓄熱量ですので、暖房快適温度の23℃時から19℃まで4℃を放出する場合、4×3,600=14,400kcalの熱が暖房貢献致します。
これは4,0kw(3440kcal)の暖房機が4時間以上も稼動させた熱量に相当致します。
冷房でも同じ理屈となります。
気密・断熱性と合わせ、蓄熱量を多くした方が、真の省エネと快適性を持つ事が出来ます。
開発当初は、表面積の多い砕石蓄熱材を床下に約10トンを敷設しておりました。
砕石は日射熱を溜めて暖房貢献するのですが冷熱の蓄熱に向いておりませんでした。
蓄冷にも効果的な潜熱蓄熱材「タイトプレー」(写真)を開発して現在にいたります。
空気を1立方メートル冷やしたり、暖めたりするために必要な熱量が約0.3kcalで、家の床、壁、構造体などは、1立方メートルの同じにする熱量は900倍にも及びます。
この「タイトプレート」はその構造体の3倍も熱を溜める特性を持っています。
ファース工法は常に進化しており、今日も新技術の研究を行っておりました。
「#ファース工法」「#空気サラサラ」「#ファースの家」「#福地建装」「#フクチホーム」
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