私達は、自分一人だけで生き抜く事など絶対に出来ません。
そうは言っても自分自身が自立の出来ない人の面倒も見切れません。
独立心とは、自分が1人の人として確立するための気力と努力を促すものなのでしょう。
慶応義塾大学創始者の福沢諭吉は、「独立の気力なき者は必ず人に依頼し、人に依頼する者は必ず人を怒る、人を怒る者は必ず人にへつらうものなり」と言う名言を残しました。
人は皆、やる気がありさえすれば自らの力で遣り抜けるモノのようです。
最初から遣る気のないものは、人に依頼する事ばかりを考え、依頼事が思うに進まなければ直ぐに怒り出し、直ぐに怒り出す人は、権力者の腰巾着になるとも福沢諭吉の格言です。
自分の使命を果すためには、試練をチャンスと受け止める度量が必要なのでしょう。
私は21歳の時に東京で独立しました。
いまに考えると何ともリスキーな行動であったと思われます。
トビ職の師匠に独立は、誰も知ない場所で、しかも生存競争の激しい都会に行きなさいと云いました。
何もかも、独立してから習得せざるを得ませんでした。
喰うために覚える知識や手法は、自分でも気付かないうちに身についているようです。
写真は若き日の福沢諭吉であり、ガラスを背景にした画像です。
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