SF作家のロバート・A・ハインラインの作品「宇宙の戦士(1957年作)」が原作の、1997年公開のアメリカ映画です。シリーズは三作あり、第二作目が2003年、第三作目が2008年に公開されました。
第一作は、駄作と言って良い程度の作品かと思いますが、それは、奇妙な性格の原作が持つ味わいを残したためかと思われます。軍事政権が支配する未来の地球では、愛国心が求めており、兵士経験者だけが、参政権を持つ「市民権」を付与されます。ローマ市民と同じですね。元々は、リベラルであったハインラインが右傾化したと物議を醸した作品だったのです。
アメリカのご陽気な高校生が、卒業後にいい加減な理由から軍隊に志願し、歩兵として訓練を受けます。その頃には、人類が宇宙に進出しており、ある星で昆虫型のエイリアンとトラブルとなって、やがて戦争になります。その最前線に送り込まれた主人公は、修羅場をかいくぐる内に成長して行きますが、仲間達は次々と死んで行きます。昆虫達との戦闘場面は血糊べったりで気の弱い女性には刺激が強すぎると思います。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/スターシップ・トゥルーパーズ
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終盤になると、前半までのノーテンキな描写が影を潜め、それらしい映画になっています。ちょっと見たイメージと作品の主張がずれているのは原作の影響によるものだと思います。
第二作と第三作では、明らかに反戦に軸がシフトしていて、脚本に無理がありません。また、CGの発達が顕著で見栄えがします。しかしながら、昆虫たちの描写は、第一作と差が無く、その面で、第一作の完成度の高さが感じられました。
評価は4です。
第一作は、駄作と言って良い程度の作品かと思いますが、それは、奇妙な性格の原作が持つ味わいを残したためかと思われます。軍事政権が支配する未来の地球では、愛国心が求めており、兵士経験者だけが、参政権を持つ「市民権」を付与されます。ローマ市民と同じですね。元々は、リベラルであったハインラインが右傾化したと物議を醸した作品だったのです。
アメリカのご陽気な高校生が、卒業後にいい加減な理由から軍隊に志願し、歩兵として訓練を受けます。その頃には、人類が宇宙に進出しており、ある星で昆虫型のエイリアンとトラブルとなって、やがて戦争になります。その最前線に送り込まれた主人公は、修羅場をかいくぐる内に成長して行きますが、仲間達は次々と死んで行きます。昆虫達との戦闘場面は血糊べったりで気の弱い女性には刺激が強すぎると思います。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/スターシップ・トゥルーパーズ
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終盤になると、前半までのノーテンキな描写が影を潜め、それらしい映画になっています。ちょっと見たイメージと作品の主張がずれているのは原作の影響によるものだと思います。
第二作と第三作では、明らかに反戦に軸がシフトしていて、脚本に無理がありません。また、CGの発達が顕著で見栄えがします。しかしながら、昆虫たちの描写は、第一作と差が無く、その面で、第一作の完成度の高さが感じられました。
評価は4です。
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