ジャン=アンリ・ファーブル著、集英社刊
1823年に生まれたファーブルは、独自に昆虫の観察を行い、著名な本書を著しました。しかしながら、欧米文化圏での知名度は低いのだそうです。本書の名前は何度も聞いており、名著の誉れが高いので、いつか読んでみたいと思っていました。たまたま図書館に第1巻の下しかなかったため、読み始めたのが本書からです。
本書は、ファーブルが知人とヴァントゥー山に登る所から始まっています。その厳しい山行きの途中で、本来単独行動を取るはずのアラメジガバチが石の下に集団になっている場面に出くわすことから興味を持ち、ジガバチ類の習性を研究した結果を披露しています。次にヌリハナバチという、左官のように砂と唾液によって強固な壁の巣を作るハチの習性も同様に解説しています。
いずれの場合でも、注意深く長期に観察した結果と、簡単ながら効果的な実験によって、ハチの習性を見事に解明しています。また、それらの内容が大変に面白く表現されており、成る程、世界各国で子供向けに翻訳されて好評なのもうなずけます。全10巻でそれぞれに上下巻があるので、全20冊ですが、別に読み進めている里見八犬伝と並び、楽しみなシリーズものが出来ました。
-----------------------------------------------------------------
URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/ジャン・アンリ・ファーブル
-----------------------------------------------------------------
評価は4です。
1823年に生まれたファーブルは、独自に昆虫の観察を行い、著名な本書を著しました。しかしながら、欧米文化圏での知名度は低いのだそうです。本書の名前は何度も聞いており、名著の誉れが高いので、いつか読んでみたいと思っていました。たまたま図書館に第1巻の下しかなかったため、読み始めたのが本書からです。
本書は、ファーブルが知人とヴァントゥー山に登る所から始まっています。その厳しい山行きの途中で、本来単独行動を取るはずのアラメジガバチが石の下に集団になっている場面に出くわすことから興味を持ち、ジガバチ類の習性を研究した結果を披露しています。次にヌリハナバチという、左官のように砂と唾液によって強固な壁の巣を作るハチの習性も同様に解説しています。
いずれの場合でも、注意深く長期に観察した結果と、簡単ながら効果的な実験によって、ハチの習性を見事に解明しています。また、それらの内容が大変に面白く表現されており、成る程、世界各国で子供向けに翻訳されて好評なのもうなずけます。全10巻でそれぞれに上下巻があるので、全20冊ですが、別に読み進めている里見八犬伝と並び、楽しみなシリーズものが出来ました。
-----------------------------------------------------------------
URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/ジャン・アンリ・ファーブル
-----------------------------------------------------------------
評価は4です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます