高橋義夫著、文春文庫刊
初めて読む高橋さんの著作です。本書はタイトルとなった「狼奉行」に「厦門心中」と「小姓町の噂」を加えた中編小説集です。それぞれの時代と背景がまったく異なりますが、文の調子は共通しています。静かな語り口で、淡々と物語りながら、読み手を次第に作品世界の中に引き入れてゆきます。特に「小姓町の噂」は顕著で、読み終える頃には、登場人物の斜め後ろ近くに立って、事の成り行きを、息を潜めながら窺っているような感じがしました。また、登場人物の描き方も、見た目から入り、最後にその人となりが浮かび上がるように描かれています。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/高橋義夫
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評価は4です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
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=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
初めて読む高橋さんの著作です。本書はタイトルとなった「狼奉行」に「厦門心中」と「小姓町の噂」を加えた中編小説集です。それぞれの時代と背景がまったく異なりますが、文の調子は共通しています。静かな語り口で、淡々と物語りながら、読み手を次第に作品世界の中に引き入れてゆきます。特に「小姓町の噂」は顕著で、読み終える頃には、登場人物の斜め後ろ近くに立って、事の成り行きを、息を潜めながら窺っているような感じがしました。また、登場人物の描き方も、見た目から入り、最後にその人となりが浮かび上がるように描かれています。
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