読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

香港&マカオの旅:07:ホスピタリティ

2012年11月13日 18時41分41秒 | ■旅する
日本の平均的なサービスレベルは世界でもかなりの水準ではないでしょうか。今まで行った台湾、韓国、北京、上海、香港、マカオで、つくづく、日本人の繊細さを思い知りました。特に今回は、パッケージツアーではなかったので、ホテルのフロントでチェックイン、チェックアウトをして痛感しました。
特にマカオで宿泊したホテルは酷かった。6人の女性達がフロントにいるのに、前に立っても知らんぷりです。声を掛け、約束のチェックインの時間が来ているのでチェックインしたいと申し出ると、予約カードを受け取って、黙ったまま。仕方なく10分程待って、再度少しきつい感じで再度申し入れてやっとルームカードが出て来ました。カードに手書きされたルームナンバーが修正されており、五月蠅く言われて仕方なく、ルームメイクが終わった部屋をあてがったのか、と勘ぐりたくなりました。
チェックアウトの際に、同じ女性がいたので「チョックアウト プリーズ」とお願いすると、こちらを見ないまま、1m程横の女性をアゴで指し示しました。よく見るとカウンターテーブルの上に「チェックイン」と「チェックアウト」の英語と中国語の表示がありました。そうか、と気を取り直し、担当の女性にルームカードを手渡しチェックアウトをお願いすると、その女性は少しの間確認していましたが、何らの反応もないのでじっと待っていると、なんで待っているのか、と問いたげな表情で、短く「オッケー」といって首を振りました。
元々短気な私ですが、日本と異なる国にはそれぞれの習慣があることを、北京で見聞きしていたので、「しょーがねーなー」と心につぶやきつつホテルを後にしました。
人間は自分を基準に物事を判断してしまうのだなぁ(この場合は日本を基準にしてしまいました)と反省しつつ、前日に、現地で働く日本人に聞いたことを思い出しました。
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「つい先日、タクシーに乗ったら、ぼったくりの料金を要求された。言い分は、込んでいたから時間が余計に掛かったでの、メーターの料金では足りない、との主張。押し問答してもらちがあかないので、タクシーの運転手の名前と登録番号をメモして警察に行くと怒鳴り回したら諦めた。だから、マカオでタクシーに乗った際には、メータ以上の料金は払ってはいけない。とにかく、日本語で何でも怒鳴り続けていれば何とかなる。日本人は、労働の対価として適正な対価を貰う、という考え方だが、こちらの人は、どうしたらお金を手に入れられるか、という発想。日本人があちらこちらで被害に遭っているのを目撃すると、人が良すぎる日本人が気の毒で、情けなく思う。」
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最も、香港2日目に地下鉄で帰る自信がなかったので、宿まで帰る際に乗ったタクシーは良かった。60代と思しき酒焼けしたような感じのおっさんの運転手に行き先を書いた紙を見せると、訛り強い英語で何事か話しかけてきた。何度聞いても固有名詞が聞き取れなかったのですが、こちらが英語に堪能で無い事を察した運転手は、ゆっくりと聞いてくれました。香港島と九龍半島を結ぶトンネルの内の一本が有料でそこを通り高速を使うと、それは料金に上乗せになるが良いか、と聞いていたのでした。ホテルから結構距離があるのを知っていたので了解し、無事にホテルに到着し、釣り銭を旅行ガイドブックに従って、チップとして渡すと、「サンキュー」と機嫌良く帰って行きました。香港にも雲助タクシーがいるので、ホテルのタクシープールから乗ることを助言してくれた底抜けに明るい現地ガイドさんに感謝です。因みに香港やマカオの車は圧倒的に日本社が多く、タクシーは多分、トヨタのコンフォートではないかと思います。

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