
私の少年時代は、漫画と共にありました。少年サンデー、少年マガジンが主な週刊誌でした。エイトマンや鉄人28号など。「ハリスの旋風」、「巨人の星」、「あしたのジョー」などはもう少し成長して、床屋さんで夢中で読んだものでした。散髪は嫌いでしたが、行けば漫画が読めたので、行ったのでした。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/週刊少年サンデー
http://ja.wikipedia.org/wiki/週刊少年マガジン
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さて、本作は松本大洋さんの原作の漫画を映画化したものです。宝町というまちで、孤児として育った頭の弱いシロと、シロを庇護するクロが主人公です。他にも、魅力があり奇妙な人々が登場します。
私は、原作を娘に勧められて読み始め、あっという間に作品に引き込まれて一気に読了しました。主人公が空を飛ぶのです。町の景色も独特です。そして、何より、シロが象徴している「陽の当たる世界」とクロが抱いている「暗闇」とが、求め合い、助け合って生きていることが、物語の基底にあります。危うく「暗闇」に飲み込まれようとしたクロが「暗闇」を拒否してシロの世界に戻って来る。昔、大友克洋さんの「アキラ」以来の衝撃でした。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/松本大洋
http://ja.wikipedia.org/wiki/鉄コン筋クリート
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娘が「映画も良かった」というので、DVDで借りて見ました。これは凄い。映像が凄い。声優が凄い。これほどの完成度は、中々無いと思います。原作の世界観を十分に理解して、その上で作り込んでいるように感じます。監督がアメリカ人なのもびっくりです。
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URL => http://www.tekkon.net/site.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/マイケル・アリアス
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日本の文化は、明らかに成熟期に達していると思います。私たちの世代は、欧米の文化が優れており、日本の文化は劣っている、と感じるような時代環境にありましたが、今の若者たちは、生まれた時から欧米の文化を取り入れて咀嚼した環境であり日本独自のセンスを加味した様々な文化の中で育っている。例えば、「鉄人28号 → ガンダム → エヴァンゲリオン」いろいろな成熟へ至る道筋があると思います。そして、本作は、日本独自の世界観、美意識を体現している。久方振りに感動しました。
評価5はです。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/週刊少年サンデー
http://ja.wikipedia.org/wiki/週刊少年マガジン
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さて、本作は松本大洋さんの原作の漫画を映画化したものです。宝町というまちで、孤児として育った頭の弱いシロと、シロを庇護するクロが主人公です。他にも、魅力があり奇妙な人々が登場します。
私は、原作を娘に勧められて読み始め、あっという間に作品に引き込まれて一気に読了しました。主人公が空を飛ぶのです。町の景色も独特です。そして、何より、シロが象徴している「陽の当たる世界」とクロが抱いている「暗闇」とが、求め合い、助け合って生きていることが、物語の基底にあります。危うく「暗闇」に飲み込まれようとしたクロが「暗闇」を拒否してシロの世界に戻って来る。昔、大友克洋さんの「アキラ」以来の衝撃でした。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/松本大洋
http://ja.wikipedia.org/wiki/鉄コン筋クリート
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娘が「映画も良かった」というので、DVDで借りて見ました。これは凄い。映像が凄い。声優が凄い。これほどの完成度は、中々無いと思います。原作の世界観を十分に理解して、その上で作り込んでいるように感じます。監督がアメリカ人なのもびっくりです。
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URL => http://www.tekkon.net/site.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/マイケル・アリアス
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日本の文化は、明らかに成熟期に達していると思います。私たちの世代は、欧米の文化が優れており、日本の文化は劣っている、と感じるような時代環境にありましたが、今の若者たちは、生まれた時から欧米の文化を取り入れて咀嚼した環境であり日本独自のセンスを加味した様々な文化の中で育っている。例えば、「鉄人28号 → ガンダム → エヴァンゲリオン」いろいろな成熟へ至る道筋があると思います。そして、本作は、日本独自の世界観、美意識を体現している。久方振りに感動しました。
評価5はです。
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