見応えのある映画でした。暴力のシーンが非常に多く、女性向きではないかもしれません。ただそれだけであれば、後味が悪いだけの映画であったかもしれません。
本作は、冒頭、主人公の保安官の独白から始まります。そして、終盤になって、保安官仲間(?)との会話から、アメリカが抱え込んだ闇の姿が浮かび上がってきます。こんな筈ではなかった、どうしてアメリカはこんなになってしまったのかと。
この映画の成功は、乾いた画面のタッチ、言葉の少なさ、音楽の少なさなど、抑制に在るのだと思います。見ていて、自分もこの映画の世界に入り込んで、傍らでじっと見つめている気になりました。だから、サスペンスの度合いもかなりです。加えて、殺人者アントン・シガー役のハビエル・バルデムが秀逸でした。主人公の保安官役のトミー・リー・ジョーンズも渋くて良かったけれども、本作の魅力は、この殺人鬼の不気味さと不可解さに在るのだと思います。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/ノーカントリー
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評価は5です。
本作は、冒頭、主人公の保安官の独白から始まります。そして、終盤になって、保安官仲間(?)との会話から、アメリカが抱え込んだ闇の姿が浮かび上がってきます。こんな筈ではなかった、どうしてアメリカはこんなになってしまったのかと。
この映画の成功は、乾いた画面のタッチ、言葉の少なさ、音楽の少なさなど、抑制に在るのだと思います。見ていて、自分もこの映画の世界に入り込んで、傍らでじっと見つめている気になりました。だから、サスペンスの度合いもかなりです。加えて、殺人者アントン・シガー役のハビエル・バルデムが秀逸でした。主人公の保安官役のトミー・リー・ジョーンズも渋くて良かったけれども、本作の魅力は、この殺人鬼の不気味さと不可解さに在るのだと思います。
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