読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

発酵は力なり

2009年10月09日 03時59分04秒 | ■読む
小泉武夫著、NHKライブラリー刊
納豆、鰹節、チーズなどの乳製品、パン、漬け物、味噌などの調味料、熟鮨(なれずし)、魚醤、酒、発酵茶、発酵豆腐、肉の発酵食品、発酵での毒抜き、などなど。微生物による発酵食品を分かりやすく紹介しています。さすがに専門分野のことなので、それぞれの分野の解説が、伝えるべきものを厳選してコンパクトにまとめている印象を受けました。
また、途中で、食品を手作りする方法がいくつか紹介してあって、私は以下の「乾燥納豆」の作り方を実践してみようと思います。
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●シソの葉10枚を天日で干してパリパリに乾燥させ、それを手でもんで粉状にする。(ユカリで代用できそう!)
●納豆10パックに片栗粉を小さじ1、シソの粉末、塩を小さじ2~3を入れてよくかきまぜ、それを皿などに薄く広げて天日で4~5日干す。
●十分乾燥したら、更に片栗粉を小さじ1をふりかけ、袋に入れて保存する。
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食に対する尽きない関心が感じられる、小泉さんならでわの良書でした。最後の方で、日本の食の状況に対する問題提起と、微生物を利用して「環境問題」、「健康問題」、「食糧危機」、「エネルギー問題」を解決する道筋を示しています。
評価は4です。

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