マルク・レビンソン著、日経BP社刊
同著者の『物流の世界史 グローバル化の主役は、どのように「モノ」から「情報」になったのか?』が大変に参考になりました。
本書は、その物流を大きく変えたコンテナについて述べています。
コンテナの誕生と普及の経緯と、世界の物流を激変させ、その影響が広範囲に及んだ過程を詳述しています。
学術的には軽く見られているそうですが、著者は統計が不十分ながら定性的に、そして可能な限り定量的に分析を進めています。
その主張は、私自身が経験した日本経済の変遷と、現在ではアマゾンで洋書やCDを世界中から早く安価に取り寄せられることからも実感できます。
「早く安価」という意味は、本書に詳しく述べられている、非効率で不合理な昔の荷積みの実態を知ることで分かります。
目から鱗とは、本書の読書の様な経験と感じました。
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○マルク・レヴィンソン
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