伊藤真理著、JTB刊
作者は米国に生まれた帰国子女で、帰国後はかなりのイジメにあったとのことです。大学を卒業後、総合職として就職。4年目に、「日本社会に受け入れてもらおうと必死に生きてきた。だが、本当に自分はどんな生き方をしたいのだろうか。」と思い悩み、退職の後、幼い頃にあこがれた秘境の地の探検に出掛けた。それが中国奥地で、ベトナム、ラオス、ミャンマーの北部に当たる雲南省だったとのことです。彼の地で撮り溜めた写真を有名な写真家に見せたところ、豚をもっと撮るよう励まされ、やがて、女性初の太陽賞受賞となり、写真家の道を歩み始めたとのことです。
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URL => http://mariito.com/j/プロフィール/
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さて、本書は、写真が多く、間に文章が載っているか感じです。初めの方は豚の写真が多く載っていますが、次第に、人々の日常や風物も多くなってゆきます。現地の人々の生活や考え方、文化が伺える、コンパクトで印象深い文章が素敵です。12歳までアメリカで生まれ育ったのだから、帰国後の日本語の習得は大変だったと思いますが、知らなければ、そうとは感じない達者な文章です。独自の、そして自身の立脚点から世界を見ているように感じました。
雲南省では、日本語のひらがら、カタカナが格好良いと思われていること、都市部では女性が優位であること、キティちゃんが「弾力猫」と表記されていること、プレゼントは値札がついていること、ことなど、へぇー、と思うことがたくさん述べられています。
評価は4です。
作者は米国に生まれた帰国子女で、帰国後はかなりのイジメにあったとのことです。大学を卒業後、総合職として就職。4年目に、「日本社会に受け入れてもらおうと必死に生きてきた。だが、本当に自分はどんな生き方をしたいのだろうか。」と思い悩み、退職の後、幼い頃にあこがれた秘境の地の探検に出掛けた。それが中国奥地で、ベトナム、ラオス、ミャンマーの北部に当たる雲南省だったとのことです。彼の地で撮り溜めた写真を有名な写真家に見せたところ、豚をもっと撮るよう励まされ、やがて、女性初の太陽賞受賞となり、写真家の道を歩み始めたとのことです。
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さて、本書は、写真が多く、間に文章が載っているか感じです。初めの方は豚の写真が多く載っていますが、次第に、人々の日常や風物も多くなってゆきます。現地の人々の生活や考え方、文化が伺える、コンパクトで印象深い文章が素敵です。12歳までアメリカで生まれ育ったのだから、帰国後の日本語の習得は大変だったと思いますが、知らなければ、そうとは感じない達者な文章です。独自の、そして自身の立脚点から世界を見ているように感じました。
雲南省では、日本語のひらがら、カタカナが格好良いと思われていること、都市部では女性が優位であること、キティちゃんが「弾力猫」と表記されていること、プレゼントは値札がついていること、ことなど、へぇー、と思うことがたくさん述べられています。
評価は4です。
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