志水辰夫著、講談社文庫刊
最初から最後まで暗い。やや薄汚れた雪が、どんよりとした空から、荒涼とした原野に降り続いている。そんなイメージの作品です。風景描写、主人公の屈折した想い。何とも暗い。救いがありません。しかし、物語の骨格がしっかりしていて、読後感は悪くない、という不思議な作品です。
半ば過ぎまでは、終盤の展開へのネタを周到に並べ、最後に急激な展開を見せます。また、筋運びが自然です。というよりもドキュメントのように、次の展開がさっぱり読めません。初期の作品と思いますが、完成度が非常に高いと思います。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/志水辰夫
http://www9.plala.or.jp/shimizu-tatsuo/
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評価は4です。
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最初から最後まで暗い。やや薄汚れた雪が、どんよりとした空から、荒涼とした原野に降り続いている。そんなイメージの作品です。風景描写、主人公の屈折した想い。何とも暗い。救いがありません。しかし、物語の骨格がしっかりしていて、読後感は悪くない、という不思議な作品です。
半ば過ぎまでは、終盤の展開へのネタを周到に並べ、最後に急激な展開を見せます。また、筋運びが自然です。というよりもドキュメントのように、次の展開がさっぱり読めません。初期の作品と思いますが、完成度が非常に高いと思います。
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