木下綾乃著、世界文化社刊。私は文房具が好きです。機能美そのもののようなもの。可愛いもの。それ以上加えることも削ることも出来ないようなデザインの良いもの。(分野は違いますが、アップルの製品に、よくそんなものがありますね)また、心和むものも良いですね。(実はドラえもんが好きなのですが、それは心和むからです)
本書はイラストレーターを職業とする木下さんが、自分が好きな文房具や販売店の紹介に留まらず、自作の小物の作り方の紹介など、多彩な内容で楽しめる著作です。
美しさ、とは不思議です。美しくないものよりは美しいものの方が良いですね。でも、可愛いものは微妙です。私などは、いい歳でありながら、可愛いものが好きで、そっと心の中にしまっています。森茉莉さんの『贅沢貧乏』などは、貧しいながらの美食の追求や、美しいもの、可愛いものへのこだわりが、美しく描かれています。多分、身近にいたら絞め殺したくなるような人なのでしょうが、心の中は定めし「壮麗」と言うに相応しい精神世界をお持ちだったのだと思います。また、森茉莉さんの食べ物関連の随筆を集めた『貧乏サヴァラン』もお勧めです。
評価は5です
本書はイラストレーターを職業とする木下さんが、自分が好きな文房具や販売店の紹介に留まらず、自作の小物の作り方の紹介など、多彩な内容で楽しめる著作です。
美しさ、とは不思議です。美しくないものよりは美しいものの方が良いですね。でも、可愛いものは微妙です。私などは、いい歳でありながら、可愛いものが好きで、そっと心の中にしまっています。森茉莉さんの『贅沢貧乏』などは、貧しいながらの美食の追求や、美しいもの、可愛いものへのこだわりが、美しく描かれています。多分、身近にいたら絞め殺したくなるような人なのでしょうが、心の中は定めし「壮麗」と言うに相応しい精神世界をお持ちだったのだと思います。また、森茉莉さんの食べ物関連の随筆を集めた『貧乏サヴァラン』もお勧めです。
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