読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

人間国宝と古陶-対峙する眼と手

2010年09月24日 20時49分00秒 | ■見る
茨城県陶芸美術館で11/21まで開催されている展覧会です。本展覧会は、現代の陶芸家がかつての焼き物の技術に学び、それを咀嚼しつつ新たな美を作り出していることを、新旧の作品を対比させて展示しており、大変に興味深く充実した内容です。
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URL => http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/exhibition/treasures/index.html
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従来も感じていたことですが、古の作品が名もない陶工によって作られていたのに対し、現代の陶芸家の作品は、一つ一つが芸術作品として作ってあるので、造形や絵に込められた時間と労力が格段に異なるのだと思います。絵付けを見ても、現代の作家の引いた線が、一点の揺るぎも感じさせない一方で、職人達の描いた線は、ダイナミックな濃淡や揺らぎを感じます。それぞれに魅力がありますが、それぞれの価値は、作品の背後にある美意識なのではないかと思いました。
評価は4です。

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