ニコラス・G・カー著、翔泳社刊
近年良く耳にする「クラウド」の意味が良く分からなかったので本書を手に取りました。著者は、アメリカの情報技術分野で大きな影響力を持つようです。特に、ITの重要性が低下していることを指摘して、全米に議論を巻き起こしたことは、本書で著者が述べています。
さて、本書はコンピュータとインターネットが今日の世界で果たす役割と、電気が世界のあらゆる在り方に影響を及ぼしたことになぞらえて、大変に分かり易く解説しています。また、インターネットが経済活動全般に静かに深く浸透しており、不可欠な社会基盤になっていることを示しています。そして、その運用に当たって、利用者の属性や振る舞いが、丸裸になって利用されており、そのことが一般に理解されていないことを指摘しています。また、今後、インターネットが人類の知能を越える可能性を示唆しており、潜在的な脅威があるとしています。
アメリカ人の書籍が面白いのは、全く新しい視点を提示することにあるのだと思います。エジソンが開発した発電、送電、消費を含む電気システムから、今日の社会基盤となった電気ネットワークへの移行を、今日の情報ネットワークの普及と深化の説明に比較しているのは、成る程「目から鱗」という感じですが、その視点の斬新さと、説得力の強さに脱帽です。良書でした。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/ニコラス・G・カー
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評価は5です。
近年良く耳にする「クラウド」の意味が良く分からなかったので本書を手に取りました。著者は、アメリカの情報技術分野で大きな影響力を持つようです。特に、ITの重要性が低下していることを指摘して、全米に議論を巻き起こしたことは、本書で著者が述べています。
さて、本書はコンピュータとインターネットが今日の世界で果たす役割と、電気が世界のあらゆる在り方に影響を及ぼしたことになぞらえて、大変に分かり易く解説しています。また、インターネットが経済活動全般に静かに深く浸透しており、不可欠な社会基盤になっていることを示しています。そして、その運用に当たって、利用者の属性や振る舞いが、丸裸になって利用されており、そのことが一般に理解されていないことを指摘しています。また、今後、インターネットが人類の知能を越える可能性を示唆しており、潜在的な脅威があるとしています。
アメリカ人の書籍が面白いのは、全く新しい視点を提示することにあるのだと思います。エジソンが開発した発電、送電、消費を含む電気システムから、今日の社会基盤となった電気ネットワークへの移行を、今日の情報ネットワークの普及と深化の説明に比較しているのは、成る程「目から鱗」という感じですが、その視点の斬新さと、説得力の強さに脱帽です。良書でした。
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