読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

困ったちゃん:その5:プライド

2009年03月22日 17時56分10秒 | ■考え事
「プライド」とは、広辞苑によると、「誇り。自尊心。自負心。矜恃」とあります。何となく分かったような分かんないような・・・。で、ネットにこんな意見がありました。
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URL => http://ameblo.jp/trueye/entry-10010283045.html
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「このプライドという代物は、百害あって一利無し、という迷惑千万の疫病神と言ってもいい存在です。」と主張しています。しかーし、ホントかなぁー、と思います。また、周囲の人をよーく観察すると、自信がない人も、裏返しのプライドを持っているように思えます。つまり、「私は大したことがないので、控えめにしてますから、どーかそれなりに尊重してください」と。もしかしたら、プライドが全くない人も居るのかもしれませんが、ほとんどの人はそれなりのプライドがあるのだと思います。
私の場合、根拠無く「自分には出来るはずっ!」、という自負心があります。これは小さい頃からですが、残念ながら(当然ながら)その自負心が完璧に満たされたことは(つまり、自負心に見合う程の成功が)ありません。でも、例えば、パソコンに興味が湧いて、どんなことが出来るのか、といった好奇心が働いた時に、「あーっ、このプログラムの本買って勉強すれば、いろんなプログラムを組めるかも」という向上心の原動力になっていました。(実際のところ、私が身につけたのは、SEDなのどのテキストファイルを操作するツールとWORDやEXCELのVBA程度でしかありませんでしたが・・・。両方とも仕事で活用しなければならなかったので、一生懸命覚えたのですが、単に趣味では無理だったでしょう)
だから、プライドは役に立つ面もあると思います。問題なのは、そのプライドが現実と釣り合わない時や、傷付けられた時の本人の反応でしょう。私もそんなことで失敗したことが多々あります。
これを世間一般で見てみると、プライドが周りの人々の迷惑になる場面が、以下のような時に見られると思います。
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●かつて何かを成し遂げた人が、その栄光を引きずっている時 => 結構います。例えば、大学の先生(現役の先生も、社会的な常識が欠如しているのに、一面的な知的能力が、全人格に及んでいると勘違いしている場合、周りは困ってしまいます)。でも、反対に、プライドは保ちつつ、謙虚さに包まれた人は、ゴコーに包まれていますね。
●劣等感の反動で、酷く勘違いのプライドを持っている人 => 例えば、容姿が非常に劣る人が、この状態だと辛いです。これは、何とも切なく、助言のしようがありません・・・。しかし、最悪なのは、頭も性格が悪い人がプライドが高い場合です。(頭の善し悪しは学力だけではありません。)自身のプライドを守るため、どんなことも平気です。かつての上司や、取引先の役員にこうした人がいます。平気で嘘をついたり、人を陥れたりする。部下にもいました。全ての責任を回避するために全能力を言い訳と攻撃に使っている。コマッタなーっ。
●本人の実力と能力が高く、それを周囲にばらまく人 => こんな人がいるのかと思いますか。居るんですね。例えば、叶姉妹かな。例えば、エリート国家公務員かな。例えば、一時のIT企業社長かな。身近では、いわゆる「美人」かな。「美人のオーラ」ってありますね。あれが人々を惹き付けるのでしょう。これが、社会生活ではケッコー困難な状況を導き出してしまう。例えば、職場では、そうした若い女性が居ると、周りが浮ついてしまうんですね。たまさか、容姿が良くても地味な女性がいるものですが、そうした人は周囲に混乱はもたらしません。かつて、「社長の秘書に美人は厳禁」と、亡き社長の子息が、父親の言葉として私に紹介していましたが、仕事社会では自覚的な「美人」は害をなすことが多々あるように思います。
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まだ、色々なバリエーションがありますが、人は皆、それなりのプライドを持っているのでは。私も、自身でコントロール仕切れないプライドと一生付き合って行かなければなりません。そして、人のプライドにも。あ~シンド! だったとさ。

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